10歳、死にたいと思った
「子供じゃないんだから、なんでもできるだろ!」とは当時母に言われていた言葉。
はじめて死にたいと思ったときのことを思い出してみる。
小学校の五年からひどいいじめになってきて(それまではいじめでも耐えられる感じだった)、精神的に辛くなっていた時でした。
五年の時に転校生がきて、その子に、クラスの男子が私の事を「いじめていいよ」みたいなことを伝えていて、そこから、わたし対クラスの男子全員という構図になった。
クラスの男子全員から、いじめを受けていました。
すれ違う時にあからさまに避けられたり。
机を離れされたり。
バイキンと呼ばれて触るとうつる。みたいな幼稚なことをやって楽しんでいました。
当時、勉強の遅れを心配した母に学習塾へ通わされていて、そこでも授業についていけず、塾でもいじめを受けていました。
そこでは、男子から暴力を受けた。
蹴られたりしました。
先生もみていたけど、勉強のできない私が悪いということでとりあってもらえませんでした。
あのとき、知能検査を受けていれば支援も受ける事が出来たのかと思うととても悔しいです。
授業についていけないので、宿題が出ても問題が分からず、提出できないまま。
当然、教師からは怠けている、宿題を毎日やってこない問題児として、嫌われていた。
一度、帰りの会で、一人立たされて(宿題をやってこないのはこのクラスに君だけだ。私はとても傷ついている、まじめにやって)と言われたことがあった。
真面目に考えても、まず宿題に書いてある問題が理解できない。
宿題がやりたくても出来なかった。
塾にも行っているのに、成績は下がる一方。
全部、私が勉強をまじめにやらないせいだと怒られた。
いじめのこともあり、自傷行為が止まらなくなった。
ある日、担任にいじめのことを相談した。
いじめ対策にうとい教師は学級会の議題にとりあげた。
教師が、いじめはいけないとか、死んだらどうする?とか言い出して、
男子が泣き出す。
泣きたいのはこっちだ。
泣きながら謝ってくる男子も、信用していなかった。
人に言われたから、謝っただけだ。
心がないと思った。
しばらくしてまた、いじめられるようになった。
教師はいじめはなくなったと思って卒業までを過ごしていた。
当時は、学校のことは学校以外に相談できると思わなかった、
ネットもなかったし、悩みを相談できる場所もなかった。
今だったら、教師以外の保健所や児童相談所へ駆け込んでいかに大人が頼りないか相談していたと思う。