非日常・活力をもらえる場所
世界青年の船事業の事前研修のサポートに行かせていただいた。
(以前この事業に触れた記事はこちら→
https://note.mu/1422yn/n/n369cfda3bbb4)
世界青年の船、それに関われる場所は私にとって違う世界、非日常である。
今年参加する18歳〜30歳の皆さんに、自分の話をする機会をいただいた。
私は2016年度にこの事業に参加した。
2年経つ今でも、振り返ると新たな気づきがある。
私にとって、一つのターニングポイントとなっている。
自分を見つめる時間
今年の参加青年と話す時間は、とても興味深かった。この場所では、みんなが比較的オープンに自分のバックグラウンドやさまざまな思いを話している。
その話を聞きながら、2年前を思い出す。
留学経験が無い、大学へ行ってない、、
初めこれらの事にとても引け目を感じていた。
周りは、国際交流に慣れていたり、主催していたり、研究者だったり、国際協力が専門だったり…
来る場所を間違えたのかもしれない…と内心思った。
しかし、徐々にこの場所は多様な空間だと気づいた。
語学、性別、国籍、性格、バックグラウンド、参加の目的さえもみんな違うけど、それでいい。自分もその一部。
何が正解、間違いなんてない。
その中で、多様なメンバーがどうやって快適に1ヶ月過ごしていくか。
初め周りの語学力の高さに萎縮してしまった。
私も留学しとけば…と思ったりしたが、振り返っても留学する機会なんてなかった。
高校時代も陸上一色で、留学の事など考えもしなかったなと…笑えてきた。
まず、もしどこかで留学できたとして、そしたら当たり前だけど今の自分はないのか…とふと思った。
そしたら、この人生でよかったのだと思った。
嫌なことも含め、今までの人生これで良かったんだと思える事は、過去の嫌なことも受け入れられた瞬間なんだと思う。
世界青年の船の経験は、その様なことを考える機械でもあり、自分を見つめる機会でもあった。
今年の参加青年も、同じような事を話していて、私は懐かしい気持ちで聞いていた。
↑2016年度の参加メンバーと出航した日に
青年の船からその後
船での経験が、今にどうつながっているのかを参加予定の皆さんに話した。
それの準備するにあたり、2年前を振り返っていた。
船の中は、まるで小さな世界、小さな社会だった。
船内で興味のある分野が似てる人と集まり、新しい活動を合同開催していた。
ふとそれは、新しいビジネスが始まるような感じに思えてきた。
船を降りて、仕事でワクワクすることが増えた。
興味や考え方が同じ方向の人、考え方が違うからこそ一緒に組めば面白いと思う人、一緒に何かやりたいと思う人と積極的に関わり、一緒にお仕事をすることが増えた。
その感じが、船で過ごした生活と似ているなと、ふと思った。
もしかしてら、その経験が知らないうちに今に生きてるんではないかと思う。
そんな話をさせていただいた。
↑下船後に出会い、そこから広がって何度か一緒に活動している、裸足ランニングの講師、 吉野さん(左前)
↑ケニアの陸上キャンプへ訪問も、下船後に吉野さんに出会った事がきっかけ。
いろんな壁にぶつかる経験
船では悲しいこと、苦しいこともある。
劣等感を感じること、人とぶつかることもある。
自分と向き合うからこそ、しんどくなる事も、処理しきれない事もある。
今年の参加青年と話していて、色んな壁にぶつかるけど、上手く乗り切っていい経験にしてほしいなと思った。
その経験は、そのまま社会で生きるスキルだと思うからである。
私も苦い思い出がいくつかあるが、時間が経てば経つほど、良かったと思える。
今に活きているなと思える。
2年越しに、振り返ってまた、自分自身にも新しい気づきをくれた特別な場所。
今年参加する彼らを見ていると、ふと自分自身の今後、将来についても自然とあれこれ考えていた。
その為に、この知識が足りないな、こんな力をつけたいな、、とぐるぐる考えていた。
日常に帰ると、なかなか毎日のやるべき事などに追われ、先のことまで頭がいかなかったりする。
この非日常、別世界はとても刺激的な場所で、定期的に触れていたい場所だなと改めて感じた。
↑船からの忘れられない風景
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