「技術家庭」の成績を上げるには?~中学生になってからは~
「技術家庭」は、日頃の生活の中で身に着けます。
実技教科は「今すぐに」成績を上げることは難しいことが多いです。
そんな中、こと「技術家庭」については、他の実技教科「音楽」「美術」「保健体育」と違い、中学生になってからでも身に着け、良い成績を取ることが可能です。
「歌」も「絵」も上手な方が成績は良いですし、「走る」のは速い方が成績が良いです。ただ、「料理」は「おいしさ」で成績が左右されません。
「調理実習」の計画を立てる、当日の忘れ物をしない、調理器具を正しく使える、レポートをまとめられる…などができるか、できないか、です。
味付けは計量で決まります。手順を踏めばおいしく完成します。
これは、きちんと授業を受けて、注意点等を聞き逃すことなく実行できるか、ということに過ぎません。
定期テストも、授業で習った範囲で出題されます。難しい計算問題は出ませんし、日本史のように暗記しなければならないことだらけでもありません。
今回新しく勉強する、初めて聞く内容ではなく、日常生活ですでに知っている事柄が多く含まれます。それを改めて学ぶというだけのこと。授業中にしっかり聞いていれば理解することができます。
いかに真剣に取り組むかどうか…ただそれだけのことで成績がつくのです。
忘れ物をしない、宿題をやる、提出物をきちんと出す…まじめにやっていれば3(5段階評価)はつきます。
復習する、作品を丁寧に仕上げる…で、4がつきます。
5を取りたければ、作品により一層手をかけ、集団活動ではリーダーシップを取る、テストで取りこぼしがないよう満点近くを取るなどが必要になってきます。これは意外と難しいことではなく、やろうと思えばできる範囲ではあります。それこそ、50m走でクラス1位を取るなどということと違って、取り組みの姿勢で何とかなるものなのです。
ただ、「高校受験」のための内申点ということであれば、「4」まで取れればどんな難関高校も受験する妨げになりません。じゅうぶんな成績ですので5を取ろうと気負うことはありません。
「技術家庭」に関しては、どうぞ気楽に。「勉強する」ということではなく「日常生活に必要な知識を学ぶ」だけのことなのですから。
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毎日毎日、ご飯の支度は親の仕事。
けれども、親が熱を出したある日、
こどもが時間をかけてようやく作ってくれたにゅう麺は
ネギがぶつ切りだったけれども、
とてもとてもおいしくて。