おおきな耳ちいさな耳
娘がピアスを開けました
娘の17歳の誕生日プレゼントにピアスを開けさせてくれ、と頼まれて伸ばし伸ばしになっておりましたが、ようやく貫通しました
わたしがピアスを開けたのはたぶん娘とあまり変わらない年ごろだったと思います
わたしは親に許可をもらうこともなく、たぶん勝手に安全ピンとかで開けました
(そして金属アレルギーになる未来が待っている)
娘は病院で開けたいと言い出し、美容皮膚科へ行きまして、両耳に一つずつ穴をあけたわけです
え、耳うっすい
当日娘はわくわくしつつも緊張していました
耳のどのあたりに開けるのがいいかな?とわたしに相談てきましたので、わたしはあらためて娘の耳をじっと見ることになったわけです
娘の耳は小さくてうすーい耳、片やわたしはそんなに大きくはないけれど所謂米粒が乗るね!と言われるタイプの耳をしています
娘の耳の方がピアス向きだねなんていいながら、でも薄いから貫通するのに手間取らなさそうだねなんて話をしつつ、改めてこの子わたしにやたらと似ているのに(顔が)耳とかパーツはぜんぜん違ったりするのねぇと思ったのでした
娘の父親がどんな耳をしていたかは、いまいち記憶にありませんが、似てるのかもしれませんね
いざ、貫通の儀
さて、美容皮膚科で同意書やら何やらを書いて看護師さんと穴をあける位置決め、穴をあけた後の消毒の仕方などをレクチャーしてもらいます
まずシールを貼って疑似ピアス体験です
どこがいいかな?とわたしに聞きつつ、左右少しずらした位置にシールを貼ってもらい、最終的にこっちの耳の位置の方がいいです、と自分で看護婦さんに伝えていました
そして、貫通の時!と、言いましてもこの医院ではピアッサーでカシャーンとやるだけなので、大仰なことはしません
ファーストピアスの種類は受付で選ばせてもらいました
診察室に入って先生が位置決めしたときにつけたマークを目安にピアッサーをカチャカチャしてカシャーンと開けてくれました
その時間おそらく3分程度くらいのものです、一瞬です
ずいぶん緊張して固まっていた娘ですが、そんな一瞬で娘は念願のピアスホールを手に入れたのでした
い、痛い
さて、診察室を出るとわたしの顔を見て「い、痛い!」と第一声
そりゃ、今まだただの傷口だもん、健康な皮膚に穴開けるんだもん、しばらく痛いと思うよ、などと優しいのか優しくないのか普通のコメントをしてしまうのがわたしです
ま、しばらくは痛いかもしれないけど、そのうち平気になるよ、と励まし支払いを済ませ病院を出たのでした
ピアスを買いに
病院を出た後、ファーストピアスでしっかりと穴が定着してからつけなさいよ?とよくよく話して聞かせてからセカンドピアスを買いに行ったのでした
ぶら下がり系の細いピアスと、普段使い用の小さめのピアスの二種類を買ってあげました
しかし、娘ピアスホール開ける前に頭が痛いって薬を飲んでいたのですが、貫通後にそいや、頭痛良くなったの?と訊いてみたら、それより強い痛みが来たせいで忘れてた!と笑っていたところが可愛かったです
親からもらった体に傷をつける是非は置いておいて
最近は小さなうちからピアッシングしたりとか増えてきましたけど、まだまだそういうのはちょっとどうかと思う、と言われる方もいると思います
その気持ちはわからなくもない、けれど、わたしは勝手に開けたし、しかも何個も開けたし、まあおしゃれしたいピアスしたい!って思うJKの気持ちもわからなくはないので、よそはよそ、うちはうちですということでわたしは娘の念願にGOサインを出しました
ま、これから先もう何個かピアスホールほしいなんてなったらあとは自分でやりなさいよ?と伝えてあります(ただし今は痛かった気持ちが強すぎて穴開ける気にならないらしい←かわいい)
まあ、親にピアス開けたいから病院に連れて行ってなんて言ってくれるそんな娘でわたしは幸せですね、というお話でした