届く宛てのない手紙 (一一)
「お姉ちゃん、はよっ……早よして」
「もう江美ちゃん、少し待ちんさい」
ドドとミミは既にリードに繋がれ直美の顔を伺い、外に散歩に出るのを待ち侘びていた。
そんな二匹より散歩に出掛けたくて仕方の無い江美は、再び身支度を急かす。
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