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届く宛てのない手紙 (五)
ハッチから頭を覗かせていた辻岡は、双眼鏡のピントを合わせる。
「確かに……黒点ひとつ」
遥か遠く洋上に見える黒点を確認するとハッチを閉める。梯子を持つ手をパッと緩め飛び降り着地すると、操舵室にある伝声管に口を当てた。
サポート頂いたお金は、141ちゃん保護育成条例に基づき健全に使わせて頂きます。 決して、おねーちゃんにカバン買ったり、温泉に行ったりする目的では使用しないと思います。 執筆の励みになりますので、面白かったらサポートして頂けると嬉しいです。
ハッチから頭を覗かせていた辻岡は、双眼鏡のピントを合わせる。
「確かに……黒点ひとつ」
遥か遠く洋上に見える黒点を確認するとハッチを閉める。梯子を持つ手をパッと緩め飛び降り着地すると、操舵室にある伝声管に口を当てた。
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