クリスマスにピッタリな小説をわかりやすく解説

こんにちは、売れっ子作家の141ちゃんです。
今日はクリスマスイブですね。

そんな日にピッタリのオリジナル小説を書き下ろしたので、良かったら読んで下さい。

みなさん、素敵なイブをお過ごし下さい。

【マッチ売りの処女】

むかしむかし、雪の降りしきるクリスマスイブの晩のことでした。

みすぼらしい服を着たマッチ売りの少女が、寒さに震えながら一生懸命通る人に声を掛けていました。

街は恋人達で溢れています。
暖かいレストランで楽しく食事をするカップルの姿を、窓の外から眺めながら……

『マッチはいりませんか？マッチはいかがですか？誰か……マッチを買ってください』

でも、誰も立ち止まってくれません。

『お願い、一本でもいいんです。誰か、マッチを買ってください』

今日はまだ、一本も売れていません。
場所を変えようと、少女が歩きはじめた時です。

ワンチャンの為の……と書かれたホテルに寄り添いながら入るカップルが目に入りました。

『いいなぁ……私も彼氏欲しいなぁ』

下を向いてそう呟いたとき、とあるカップルが少女の前で立ち止まりました。

『マッチ、買ってあげましょうか？』

見上げると、とても顔立ちの整った男性が優しそうな声を掛けてくれます。

『はい！ありがとうございます』

少女は嬉しくて声をあげました。

すると……

『やめときなよ、そんなの買うの……そんなお金があるなら私に何かプレゼント買って』

隣の彼女が口を挟みます。

男前の彼氏にはとても釣り合わない容姿の醜いブス。

しかも性格までブスな彼女に、少女は何故か敵意を感じてしまいました。

もしかすると、こんなブスなのに素敵な彼氏がいる事に嫉妬してしまったのかも知れません。

そんな少女の感情を見透かしたのか、彼女が更に意地悪を言います。

『こんな、みすぼらしい子……きっとクリスマスに彼氏もいないんでしょうね？』

悔しくて悔しくて……彼女はつい嘘をついてしまいます。

『いるわっ！長年付き合ってる素敵な彼氏が』

『嘘ばっかり、よしなさい』

そんな2人に彼氏が仲裁に入ります。

『そんな事ないよ、彼女の瞳は嘘をつくような子の目じゃない。きっとこの後も大好きな彼と素敵なイブを過ごすに違いないよ』

『へぇ、そうなの？てっきり処女かと思ったわ……ぷーくすくす』

『そんな訳ないじゃない、彼氏と2人で毎晩のように愛し合ってるわ』

『ほんとかしら？じゃあ彼と2人でどんなエッチをするのか教えてよ……』

負けたくない……少女はもう後に引けなくなりました。

『まず、彼と愛を確かめるように熱いキスをするの』

『へぇ、それから……？』

『服を脱いで、2人でベッドに入り愛し合うのよ』

『ふぅん……どんな風に？』

『あ、あのね……見つめ合って、正常位しながらフェラしてあげると彼が喜ぶの』

『……って、無理やろ！お前、絶対処女やろーーっ！』