DMM.makeと2万円3Dプリンタで出力したものを並べてみた
2万円3Dプリンタ Ender-3とDMM.makeで利用可能なMJF方式で出力したものを並べてみました
出力したのはロータスエリーゼ用に設計した1インチボールジョイントです
見た目
2万円プリンタはFDM方式という溶かした材料を積み重ねていく出力方法、
MJFは粉末に熱を加えて融合させながら積層していく方法だそうです。
Ender-3で出力したものは0.2mmピッチで積層したので、球の天面に近い部分は積層跡が目立ちます。
機能上問題が出ないので球の天面をカットして平面にしてしまっています。
MJFも探せば積層跡が残っている部分もありますが、あまり目立たない印象ですね。
FDM方式のプリンタで出力する際は段差が目立たない方向で出力したり、見た目を気にするときは積層ピッチを小さくするなどの工夫が必要ですね
宙に浮いた部分はサポート材がプリントされます。ここに接する部分は少し仕上がりが悪くなるので目立たない面にしたり造形後に手を加えたりすると良いのかなと思います
寸法精度
ボールジョイントに使うボール部分の寸法をノギスで測ってみました
「1インチ」なのでデータ上は25.4mmになっていますが…w
どちらも0.3mmほど小さく仕上がっていました。造形後の収縮の関係もあるんですかね?
どちらも使用上は特に問題が出ない寸法ではありました。
2万円プリンタも意外としっかり寸法が出る印象ですね。
強度
一般的にFDMは積層方向の強度が弱くなってしまいがちです。積み重ねた層同士が剥がれちゃうようなイメージでしょうか。
なので力がかかる方向を考えて出力しないと破損しやすい仕上がりになってしまうかなと思います。
MJFは強度に異方性がないことが特徴とされています。熱を加えて融合させながら積層させるのでこのような特徴を生み出せているのかなと思います。
それぞれコストや使える材料も異なるので上手く使い分けが出来ると良いかなと思います!
出力したものはコチラのパーツ
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