一瞬だった夏
私は一年生の頃から大学の新歓祭、学園祭を主催する委員会に所属しています。
例年4月にはどの大学でも新入生歓迎祭にてサークルが新入生の勧誘を行いますが、この状況下において例年通り行えた大学はなかったのではないでしょうか。
私の通う法政大学もまさにそうで、実行委員会という立場上様々なサークルの方とやりとりをしていますが、どの団体も新入生の勧誘には手こずったようです。サークルや学生団体という文化は昔から大学に存在していて、現在でも新入生が友達を作る大切なコミュニティです。そのため、新入生歓迎祭というオフラインイベントで所属するコミュニティを見つけることができなかった今年度は、新入生にとっては厳しいスタートだったと思います。
そんな中でもTwitterやインスタグラム等のSNSで自団体の活動を発信することにより、私の所属する団体は今年度も多くの新入生を迎え入れることができました。
新入生を迎え入れてから数ヶ月間経ち、会議中に彼らの様子を見ていると、例年よりも新入生間の距離が近いように感じました。実際に聞いてみると、毎週金曜日にZOOMで交流会を開いたり、ZOOMご飯会を開催するなどの上級生がやってこなかったようなことをしているそうです。開催に至った理由としては、授業もオンラインで、今後対面授業が開始した時に仲の良い知り合いがいなければ孤立してしまうという危機感からだそう。私はすでに大学へ入学してから3年が経つけれど、彼らのように人に頼らず自分から積極的にコミュニティを形成した経験がない。。。よくよく考えてみれば、大学はまさに受け身の立場で機会を待つのではなく、彼らのように自分から取りにいくような積極的な姿勢が大切であったはず。
もちろんそんなことは知っていたけれど、実際に目でみるともったいなかったように感じてしまいます。
3年生の夏といえば夏インターンに捧げる学生も多い。この夏正直言って、長岡ゼミとして越境活動をしたとか、一生懸命夏インターンに行ったりとかはしていなかった。正毎日時間が過ぎるのをただ待っていたといっても過言ではなかったと思います。ゼミでの教えは越境をして、新たな出会いを見つけるというもので、私自身それをとても理解しています。自分自身納得していながら、なぜ越境活動をしてこなかったのか。ただめんどくさいからなのか、心の中でその越境は意味がないのではないか、どう思っているのか自分でさえわからない状況です。でもどちらにせよ、「新入生が今年は危機感を持って自分から動いている〜」といった話をしたように、積極的な姿勢をもっと持てばよかったと思っています。例えば今後就活においてもまさに同じで、自分の興味やチャンスを自分から掴みに行けばならないと感じています。でも、周りのゼミ生とすでに納得のいく内定をもらっているような人たちを見ていると、自分はどのくらいの力でチャンスを掴んでいけばいいかがわからないです。今こうやってnoteを書いていて、もはや何に悩んでいるの考えられないほど、この夏はすぐに終わって行きました。