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Cocoa Scripting Course #9 File Processing完成

AppleScriptからCocoaの機能をバリバリに呼び出して活用しようという本、Cocoa Scripting本の#8と並行して作っていた#9を完成させました。通算90冊目の電子書籍です。


2冊ならべて分量調整

#8のFile Path Processingと#9のFile Processingはもともと1冊の本として企画していたものですが、いかんせん分量が多すぎたので2冊に分けたものです。

ファイルパスの処理と、ファイル処理

つまり、1冊分を書き上げて2冊目……という作り方ではなく、この2冊についてはほぼ並行して作っていました。

450ページ前後の、割といろいろと画像素材がてんこもりで貼り付けられているKeynote書類なわけで、RAM 8GB環境でこれを同時に編集できるのかどうか(自分は16GB)少々不安なレベルです。

割と内容の吟味が手間

いわば、上巻・下巻と分けて刊行したわけで、事前にNumbersのワークシート上でファイル名をもとにジャンル分けの検討を行い、ああでもないこうでもない、と相当揉めました。

すべての内容を決めたあとも、「これを足すべきなんじゃないか」「これはいらないんじゃないか」という意見をチーム内で寄せ合って、割と完成度は増していると思います(途中のものは外部に見えないんですけれども)。

OSのバグが原因で、ファイル名の入力時に不可視キャラクターが入力され(macOS 10.12ぐらいの時期)、ファイルのリネームができない「問題のあるファイル名」のファイルもサンプルとして同梱。実際にファイル名をテキストエディタにコピー&ペーストで表示させ、どの文字がよくないのかといった解説も行なっています。

非公開APIを用いてファイル名の重複を回避しつつファイル名を決定する処理など、とても実用性の高い内容を中心に収録しているため、多くのScripterの方々に手にとっていただけると嬉しい1作です。

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