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36思考停止
言葉は不完全だ
言葉単独を絶対視すれば
言葉にとらわれ
言葉を象徴的に
観ずる時
世界とつながる
解説要約)
言葉単独を絶対的に
とらえると
思考停止
する
言葉を象徴的に
認識すると
その言葉を超え
世界たりうる
解説)
”絶対”と言葉にした
瞬間に人は
多く思考停止する
言葉単独を言葉そのものと
とらえて絶対視する
だが言葉は
真理の象徴としての”月”を
指(さ)し示す指(ゆび)
なのであって”月”
ではない
指(ゆび)を見つめ
とらえても
”月”には
至れぬ
言葉が月を指し示す
指(ゆび)だと
観ずれば
言葉単独を超え
世界に広がり
世界たり得る
象徴としての言葉の
意味としての
言霊(ことだま)に触れる
それをどう呼称するかは
人それぞれ
絶対という言葉は
言葉単独のものとして
とらえると
思考停止する
例えば
絶対的な”信ぜよ”
などという言葉単独を
報じた瞬間に
思考停止し
言葉単独を絶対視し
あまりに律儀に
実践する事によって
軋轢(あつれき)、抗争を引き起こす
だが思考せよ
”信ぜよ”などと言う言葉は
言葉単独では無意味であり
その指し示す”月”を
観じてこそ
意味をなし得る
この”月”を観ることと
”信ぜよ”と言う言葉単独を
報じ、絶対視し、思考停止する
こととは、別ものである
絶対という言葉に
とらわれ
思考停止することを
恐れよ
思考停止が
人の財産を奪い
人の生活を奪い
人の命を奪い
人そのものを
消し去ってしまう
月を見よ