Sweet revengeのススメ 〜倍返しは狙うことなかれ〜
※5月に下書きしたnoteを投稿し損ねていたので再編集して投稿します。
昨日は子供の小学校の運動会に参加してきた。近頃の運動会はぼくらが子供の頃とは運動会もだいぶ様子が違っている。学校の規模もあるのかも知れないが、紅白の2チーム制ではなく、赤、青、黄、緑の4チーム制が採用されていたり、組体操や障害物競走は無くなっていたり、時代も場所も違うので当然と言えば当然だが、運動会のカタチはだいぶ変化を遂げていた。
逆に変わらないのは、色で分けられた「組」の勝利を子供たちが懸命に応援するところ。最後に栄冠を手にした「組」の子供たちはよろこびを露わにし、最下位の「組」の子供たちは人目も憚らず落胆する。
普段は存在していない対立軸を形成し、子供たちに競わせるイベントは必要なのだろうか。そもそも、運動会って世界中にあるのだろうか。早速ググって見て目に入った記事はこちら。
ふむふむ。自由の国アメリカのドラマや映画で運動会なんて出てきた事がないし、彼らが集団行動を幼少期に行うなんて想像もつかない。学校の先生だって、日本の教師のように放課後もタダ働きなんてする訳が無い。どんなジャンルでもグローバル化や多様性が重視される時代である。何でも海外のマネをする事が正しいなんて事を主張する気は無いが、「日本だけ」という事柄については再考するのが良いのではないだろうか。
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閑話休題。
今度は「いじめ」と学校教育について少し調べてみた。
このサイトだけでは判断しにくいので、別のサイトも当たってみた。
https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/4bc7cd8069820fdc49f0abff5e4c4715
どうやら日本の学校教育は「過度な詰め込み型」と言って良いように思う。
都市部では、ひとクラスあたりの生徒数が多く先生の目が生徒ひとりひとりに届かない模様。それとは逆に農村部では過疎化が深刻になり、僕の母校の小学校などは全校児童数が20名に満たないという有様だ。
授業の内容も「ゆとり教育」時代の反動か年々科目数が増えており、小学校は低学年から英語を習うし、STEM教育やプログラミング教育の導入も決定している。ウチの子はスイミングスクールにのみ通っているが、それでも毎日宿題があり、外で遊べない(または遊ばない)事が平日は当たり前になってしまっている。
今の教育システムは大量生産・大量消費時代のまま、サラリーマンを大量生産するための仕組みなのではなかろうか。大人や先生の言うことに疑問も持たず、素直に聞き入れる事を「良い子」とする固定概念が根底にあるのではないだろうか。
僕が今いる企業では、大人の悪質ないじめ≒パワハラが横行している。大きな企業ほど大きな不祥事を起こし、バタバタと倒産する時代だ、恐らくこのような現象は当社だけでは無いのだろう。
ハラスメントを無くす方法をここ2年間ぐらい僕は考え続けた。そしてそれを会社に訴えたら、自宅待機を命じられてしまった。僕が狙っていたのは改革のチャンスなのだが、強気に出たのが裏目に出た形だ。半沢直樹は殺されかける。巨大な組織は下っ端の命を軽視する。
今になって思うのは、リベンジや革命は大々的にするものではなくて、ゆっくり、やさしく行うものであるということ。日本では血を見るような野蛮な革命は成立しない。
敬愛する『教授』のアルバムタイトルにあるように、”Sweet Revenge”が
スマートなんだな。