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丸屋九兵衛をごしょうかいします

丸屋 九兵衛(まるや きゅうべえ 生年非公開)は、日本の音楽評論家、編集者、ラジオDJ。音楽情報サイトbmr編集長。

京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒。 1994年10月にブラック・ミュージック専門誌bmr編集部入社(ブルース・インターアクションズ)。会社再編があり、現在は、株式会社スペースシャワーネットワーク デジタル戦略室勤務の会社員。

~中略~

長髪、タトゥー、髭という風貌のためか勤務地である六本木周辺では年に10回以上もの職務質問を受けることがあるが、本人はドラッグはもちろんのこと酒、たばこはもとよりコーヒーも飲まない(紅茶愛好家)。

アジア文化にも造詣が深く、特に台湾は単行本を出すほど。現地のラッパーやDJ、政治家兼ミュージシャンのフレディ・リム(メタルバンド、CHTHONICのヴォーカル)らとも親交が深く、1年に数回訪れているという。

2015年より「丸屋九兵衛トークライブ Q-B-CONTINUED(キュービー・コンティニュード)」と題して、比類なき知識と過剰な情報量を活かしたハードコアなイベントを不定期開催している。

多彩な活動と強烈な個性により、公称・自称ともに様々な異名を持つ。例:キモオタ界・最後の希望、NEXT荒俣宏、トーク会のダイオウイカ、重箱の隅を面白くする男、世界史ダークサイダー、板橋のオベリン・マーテル、雑学王、N.W.A.(=Nerd with Attitude)、紅茶OG、痴の巨人、髭腐女子 など(順不同)。

~以上、Wikipediaより~

以前も述べたが、ぼくの学生時代のバイブルは雑誌「Black Music Review」だった。

インターネットが普及するまでは、『雑誌』は趣味の世界には欠かせない存在だった。「洋楽」に精通し、好きな曲を今はなきMD(mini-disc)に詰め込んで歩き回ることが、当時のぼくが思う正しい学生の在り方だった。大学は地方にあったけど、タワレコに通いbrmで得た情報を元に毎月何枚かのCDを買い、DJ(皿回し職人ではなく、ラジオのディスクジョッキーの意)気分でMDを編集し、携帯プレイヤーで聴き倒していた。

丸屋氏の名前を認識したのはいつ頃だったのか、正確には覚えていない。当時は編集長という肩書きよりも「こんなに多いゲイ・プレーヤーの歴史」みたいな変な記事を書く人だなぁ、との印象しか持っていなかった。ただ、当時からシニカルで他では決してお目にかかれない面白い記事が散りばめられたこの雑誌は、アメリカや音楽界の広大さを教えてくれる、ぼくにとっては掛け替えのない情報源だったのだ。

雑誌「Black Music Review」はその後、サイズを変え、「bmr」に名前を変え、2011年に廃刊となってしまった。雑誌からWebマガジン「brm.jp」に形態を変えたころ、ぼくは家庭や仕事のことで頭がいっぱいで、あまり音楽を聞かなくなっていた。

2015年、Facebook経由で丸屋氏がトークライブを開催することを知り、直接会えるのならと思い足を運んだのだが・・・・

ブラックミュージックに関する裏話満載なのかと思いきや、アルプスの少女ハイジに出てくるクララはなぜ歩けなかったのかとか、ディズニーはオリジナリティのないコングロマリットだとか、SFの歴史とか、中国の歴史とか、神話の話とか、台湾の話とか、アニメとか文学とか・・・とにかく主題とは関係のなさそうなジャンルの話に飛びまくるのだが、トークライブの尺はしっかり時間内で必ず終わるように計算されていて、筆舌に尽くし難い天才かつ変態なのである。

ちなみにnoteにもいち早く参加されていて、いち早く活動停止されている。

趣味でも仕事でも、グローバルってなんなんだ、とかLGBTQってなんなんだ、なんてことに悩んでる方、「丸屋九兵衛をごしょうかいします。」
これでいいのだ。

2019年はフリーターとしてスタートしました。 サポートしていただけたら、急いで起業します。