独立を考えている人が改めて理解したい会計の基礎〜損益計算書(PL)編〜
会計ソフトの指示にしたがっているだけの確定申告
なんとなく稼げるからで個人事業主になったものの、よくわからないで確定申告しています。
その中で損益計算書や貸借対照表はよくわからず、会計ソフトの指示に従って作成しているだけです。
ちゃんとやった方がいいことはわかります。でも、調べるのは面倒くさい。一方で自分自身のお金の使い方を把握したいし、もっと効果的なところにお金を使っていきたいとも思っています。
私はいずれ法人化しようと思っています。法人化したときに拒絶反応が出ないように、事前に浅くでも理解するために記事にしていきます。
今回は損益計算書(PL: Profit and Loss Statement)について調べてみます。
そもそも損益計算書とはなにか?
損益計算書とは、簡単にいうと「儲かっているかどうか」がわかるものです。
売上高から様々な経費を差し引いて、最終的な利益を算出しています。それが個人事業主であれば「所得金額」、法人であれば「当期純利益」となります。
これを見ることにより、最終的にどれだけの利益が出ているのかがわかります。それ以外にも段階的な利益も一目でわかります。
これにより、どのポイントが最終的な利益に貢献しているかがわかりやすくなっています。売上が大きいのか、その中でもどんな売上が多いのか。経費は何にどれくらい使っているのかが一目でわかります。
確定申告以外にどう活用していくか?
そんな損益計算書ですが、確定申告の時に仕方なく作成している人も多いのではないでしょうか?自分もその一人です。
先の項目で説明したように、損益計算書を読むことで売上高や経費を振り返ることができます。
前年と比較して利益は増えているのか、つまり自分の事業は成長しているのか?がまず見るべきポイントですね。
またその成長が何に起因するのかも確認するといいですね。売上高は上がっているのか、経費は多すぎないかなどです。経費が多すぎる場合は、無駄なものがないか調査する必要があるでしょう。
私の場合は昨年度と比較して、売上高は微増ですが、経費が抑えられたので利益が上がっていました。
開業直後は数字が安定しないかもしれませんが、3年も続けていれば過去の業績と比較し、課題の分析や翌年の目標設定にとても役に立つでしょう。
まとめ
確定申告のためだけに渋々作成していた損益計算書についてかなり浅く調べてみました。
当初の抵抗感はかなり薄れ、むしろ重要度がよく理解できました。
損益計算書は、事業を成長させていく上でかなり重要なものです。現在は個人事業主として、損益計算書の内容も単純です。その内容を誰かに評価されることも少ないでしょう。
しかし、法人は違います。金融機関は決算書をもとに融資の可否を判断します。損益計算書からその法人の収益性や成長性を判断し、評価されます。損益計算書の意味や重要なポイントを理解しておくことは、経営する上でとても大切になっていきそうです。