捨てる衣装や小道具にて③
どうもレッスンです。なんとか生きています。
引越しで色々断捨離しているのですが、そのなかで小道具を捨てることになったのを紹介いたします。
今回捨てるのはこちらです。
顔出しパネルです。
これは、ピン芸人になって2本目に作ったコント「顔出しパネルカスタマーズセンター」のネタの小道具です。
サイズはA0です。
よく春日部からシアターDまで運んだと思います。
ネタで悩んでいて、ゲオルギーの広永さんに相談したときに「レッスンは被害者になったほうがいいよ。」と「レッスンは地名ボケはうまいからそれを生かしたら。」とアドバイスをいただき、だったら旅行先にあるもので被害者になったほうがいいかと思い、顔出しパネルにはまったという設定を考えた。
それを顔出しパネルをはまったネタをピンネタでどうやったらいいかと考えたら電話でやり取りをすることを考えて、顔出しパネル専門のレスキュー隊に呼ぶために電話するというネタを考えました。
台本も何回もエレ片の作家の小川さんに何度も相談していい形にさせていただきました。
最初は音声も自分でやろうと思ったのですが、コールセンターの音声案内を考えて、ボーカロイドのソフトを使おうと思いそのときにcevioという音声合成ソフトを見つけて、そのソフトで文字を入力して音声を作りました。
このソフトは無料版でも結構よかったのですが、思った以上に使い勝手がよかったのですぐに有料版を買いました。
このネタですが、僕の中で初めての音響を使ったピンネタでした。
確か2014年6月の事務所ライブのデイライブでやったネタです。
明転した瞬間、お客さんから一笑いがあり、最初の言葉「やばい、顔出しパネルに顔が挟まってしまった」という状況説明の一言でかなりウケた印象があります。
結果は一位でみんなから拍手をもらったのはすごい覚えています。
じつはピンになって一年以内に事務所ライブで一位とれなかったら芸人をやめると決めていたのですが、二か月目でその目標を達成できましたし、コンビ時代の四年間で一度も一位とれなかったから、一位とっての感想聞かれたときに、お客さんに「南川のこと嫌いだったんですか?」と聞いて変な空気にした記憶があります。
ある意味に僕の人生を変えたネタです。
それ以降もたまにやっていたのですが、(多分イイね(笑)ライブでもやっています)いかんせん、準備が恐ろしくかかるネタです。
パネル以外にも三脚、ガムテープをかなり使うネタです。それで組み立てるのに30分くらいかかります。
しかも、持ち運びが大変だし、暗転ができない劇場では出来ないネタだから結構縛りがありました。
だから、次第にやる機会が減ってしまったネタです。
思い出もあったので残そうとおもったのですが、断捨離して気持ちを変えようと思いました。
いままでありがとうございました
ちなみにこちらが初代です。
顔出しパネルとして完成してないな。