#2 はるな「始めたことは、手を抜かずにやりきる」たくさんの興味を自分の手でカタチにしていくお姉さん
今回のインタビューはこの方
はるな[所属:広報部 前部長]
・英文科3年
・北海道大学交響楽団に所属
中学生のとき、女性の人権ということをテーマに描いた作文で最優秀賞をいただきたことがきっかけでジェンダーに興味をもつ。コロナ禍のおかげで読み始めた本がジェンダーに関する本だったことから、勉強を始めることを決意する。
--13LABOを知ったきっかけを教えてください
店長、あいりちゃんと高校の同級生なんです。大学生3回生になって“他の人と違う何か”という活動を何もしていなことに疑問を持ち始めた頃、あいりちゃんのインスタを覗いたら楽しそうな学生生活を送っていることに惹かれ、13LABOで企画されたBRITZ Party(留学生交流会)に参加しました。それをきっかけに今年3月、ラボメンになることを決めましたが、ラボメンになってすぐに休業が続いて、ラボメンとはオンラインでのみ顔を合わせる日々が続きました。
--広報部長になったのも今年ですか?
6月末、店長から広報部の部長にならないかと誘われました。でも、ラボメンになったばかりで経験が浅い自分がなることに対して不安や葛藤があって…。でも、ラボメンのおかげで広報部長として仕事をやりきることができました。
--とりあえず忙しそう!(笑)。今、何に関心があるのか教えてください
12月に部長を引継いでからは就活と演奏に集中しようと思っていたのに、やりたいことが次々と出てきて悩んでいます。例えば、LGBTのパレードの実行委員になること、就活団体に参加すること、雑誌の編集、そしてソロの演奏曲の習得などです。キャパオーバーせずに自分のできることから行動して、来年はレベルアップした自分でいたいと思っています。
--はるなの原動力は何ですか?
自主的に好きなことができる環境が原動力です。「私もおもしろそうなことを見つけたい」「おもしろい人と出会いたい」という思いからラボに入って、変われました。まわりの好きなことに向かって行動していく姿に後押しされて、自分の好きなことを自由に発信する機会を得ることができて、今はどちらの思いも叶えられています。
--最終的なゴールを教えてください
日常生活にある社会的格差をテクノロジーで解決することです。いずれは、稼ぎを考えずに自分の能力を仕事に活かせられるを場所に自分をおきたいと思っています。そこで、バリバリ働く女の人になることが理想で、カッコいい女の人になりたいです。
--最後に、「自立」とはどんなイメージですか?
サポートとして誰かがいて、自分でできることは全部自分でやる感じです。それは、誰かに“依存”するのではなく“サポート”してもらえるような関係性を築いていきたいから。例えば「人」という字にあるように、互いを倒さない程度に支え合うようなイメージです。男性とか女性とかは関係なく、尊敬しあえる仲間を見つけられたらいいなと思います。
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編集者コメント
やりたいこと・できること・やるべきことを縁にして、その3つの重なり合ったところが自分の一番の武器になるということを思い返しました。彼女がやりたいことに関して勉強をするから、できることになる。それはとても素敵なことで、能力は誰にも奪われずに自分だけのものにできます。しかし、周りを見渡してみると、自分がやりたいことは何なのかということに敏感にならないで同じ場所で立ち止まらずにやりくりしている人は多く、それは“安定”とよく言われる言葉の意味かもしれません。
彼女の中に漠然と蠢いている、自分の労力を見るより自分の可能性を見たいという思いが、将来、安定よりも“安心”の言葉の意味を見つけ出していくことを願っています。貴重な時間をありがとうございました!
(取材日:2020.11.26)