婚前交渉に対するジレンマ

【質問】
20代前半で、つい最近初めての彼氏ができました。

これまでの私は「ド」がつくほど真面目な女で、性交渉は結婚してから子孫繁栄のためにのみするものだと思っていましたし、絶対にプラトニックラブがいいと思っていました。
なのにその人を好きになってからおかしいです。触ってほしいと思うんです。今まで片思いしていた相手にはそんなこと思わなかったのに。

付き合うことになってその気持ちは強まる一方。しかし、とある事情があって彼とは婚前交渉しないと約束しているのです。
彼は数年前に恋人を孕ませ中絶させた過去があります。もちろん軽蔑しましたし、ドクズだと思いました。
しばらくはそれで悩んでいましたが、水子供養も行い自分の中でもやっぱり彼が大好きだと結論付けされました。

でもけじめとして、絶対に婚前交渉はしないと誓いました。
住職さんからも「そういうのは結婚して子供を産む準備が整ってからすべきもの。彼がしそうになったら彼のためにも拒んであげてください」と言われました。
もちろんそのつもりです!と心の中で返事しました。なのにです。したいです。
彼の歴代彼女たちは普通に抱いてもらえていたんだと思うと涙が出るほど悲しく、悔しいです。ズルいです。

水子の存在を足かせのように思いたくないのに、そんな風に思う自分が許せません。
はじめてのことでわからないのです。
なぜ、こんなにしたいと思うのでしょうか。どうすればこの本能を鎮められるのでしょうか。この気持ちを彼に伝えてもいいと思いますか。助けてください。

【回答】
修行僧や聖職者にでもなる予定がないのであればさして特別な感情でもないですし、ましてや人間の価値観を否に落とし込むような衝動でもありません。

いたって人間的で普通の衝動です。

「婚前交渉」を行わないというのもひとつの立派な信念ですが、"した"からといって人格否定や自己否定につながるようならばむしろそちらの方が「異常」です。

もっと気軽に彼と話をしていい事案ですよ。
愛しているのであればなおさらね。

婚前交渉をしたって世の中のために尽くして立派に生きている人もいますし、逆に操を守っていても他人様に迷惑をかける人だってたくさんいます。

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