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はしがきのようなもの。

この文章は2009年2月にインドを一人旅したときのメモをまとめたものである。同年4月に(骨折で自宅療養中に!)撮影した写真を散りばめたフォトブックを作成したが、今回はその文章版。

どちらかというと旅日記的な感じであり、モノの値段の記録はもちろんのこと、その時の感情も素直に出ていると思う。

沢木幸太郎氏著の「旅する力」にあった、旅とは何か?という定義を引用させていただく。

『家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中にアルコト』

大槻文彦氏が「大言海」で記した定義ということだが、なるほど的を得ていると思った。

遠くに行って、その土地のいろいろなモノを見てまわることが旅の本質だと考えていたがそれは観光であり、遠くに行きその途上に置かれた心境がまさに「旅」なんだと。

そうであれば、このコラムはその「旅」を切り取ったものになると思う。また、人生の途上にある自分もまだ旅の最中であるということ。

 2010年1月 川端イサク

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