シングルマザーと話す 〜離婚理由〜
最近シングルマザーの方と出会う機会が多いです。
離婚理由は不倫が一番多くて次に性格の不一致。
私のようにDVで、という方はあまりいませんが。
お互いに母子家庭だとわかると、
「おぉ!」
と、仲間を見つけてちょっと嬉しい共感があります。
みんな口を揃えていうのは、別に隠しているわけじゃないんだけど、ということ。
聞かれたらいうけど、わざわざ会話の中で自己申告する機会がないからと。
だからお互いシングルでも、しばらくそのことを知らなかったりします。
別居も含め、私の周りのシングルマザーの背景や、どんなこと話しているのか?
とりとめなく思い出すままに書いてみようと思います。
ケース1:浮気常習者
1人や2人じゃなく、癖のように浮気が茶飯事だったようです。
彼女としてはもう、呆れ半分あきらめ半分だったようですが、そうした話し合いも旦那さんは面倒くさがって、2年間家に帰ってこなかったんだそう。
結局顔をあわさないまま離婚が成立したようですが、夫と同居していないことを除いては生活に変化はほぼないので、
「本当に紙切れ1枚のことなんだよね。」
と言っていました。
面白いと言うのは不謹慎かもしれませんが、本人も
「ウケるでしょ〜」
と話していて驚いたのは、義両親と義兄家族と今も同居しているということ。
子どものために学校も変えたくないし引越し費用ももったいないしでそのまま落ち着いているそうです。
今は、2人のお子さんと旦那さんも時々会ったり、運動会などの行事にも参加しているそうですが、こんなさらっとした離婚もあるんですね〜。
ケース2:社内不倫
旦那さんが社内不倫をしたことに気づき、スマホの不倫相手とのやり取りを全て転送して弁護士に相談に行ったんだそうです。
法テラスで3回相談したのち、30万円で弁護依頼をして不倫相手から手取り180万円を受け取ったそう。
慰謝料は夫か不倫相手のいずれかから取れるので、旦那さんからは養育費をある程度しっかりもらうことにして、不倫相手から慰謝料請求することにしたようです。
離婚成立後、旦那さんと不倫相手は別れて、不倫相手は仕事も辞めて田舎の実家に帰ったんだそうです。
よくある話に聞こえますが、本当によくある話なんだろうな。
不倫はよくないことですが、見方を変えて1点気になったのは、不倫をして不利を被るのは結局女性なんだと言うところ。
男はそのまま会社に残れて、女は居づらくなって退職って、これも不倫の末路のテンプレートなんでしょうかね。
ちなみに彼女は事情があって住民票が旦那さんと同じ住所のままだそう。
自治体にもよりますが、シングルマザーへの支援は割と手厚いものの、住民票がネックになって離婚してもシングルマザー扱いにしてもらえなくてそれらの手当を受け取れていないんだそうです。
2ちゃんねる創設者のひろゆきさんが生活保護の裏技的な話をされていて、
「一緒に暮らして関係は続いているけど離婚にすればシングルマザー手当ももらえる」
ということをおっしゃっていたんですが、まさにそういうケースが多いらしくて役所の方でも認めてもらえないと嘆いていました。
ケース3:性格の不一致
お子さんが0歳の頃から別居になったという彼女。
離婚はしていないものの、夫婦で購入した住宅に現在お子さんと2人で住んでいるそうです。
住宅ローンと養育費も最初のころは入金されていたようですが、それもぱったりなくなってしまって今後をどうしたものか考えあぐねている最中。
時短で働きながら養育しているみたいですが、住宅を売却してしまった方がいいのか、手当の厚い自治体地区に引越しをした方がいいのか、家でできる副業も模索しながら日々頭を悩ませていると話していました。
ケース4:性格の不一致
彼女は離婚後早10年が経っています。
とにかく早く別れたかったので、なんの条件もなく離婚をしたため、文字通り女手ひとつでお子さんを育てていました。
現在前夫との関係は概ね良好で、父子の交流もランダムにあるそう。
シングルになった後は数人彼氏ができたそうですが、現在お付き合いしている方との間に先日2人目のお子さんが生まれたとの報告を受けました。
彼はそこそこ年上で、すでに成人しているお子さんがいるそうです。
自分の子どもだけど、孫のように可愛がっているそう。
子どもは一人でいいよと話していたのに、まさか自分が3人の子持ちになるなんて人生わからないものだと言っていましたが、本当にタフだな〜と感心します。
夫ってなんだんだろう?
これらのケースは実際離婚や別居をした人たちですが、離婚予備軍はさらに多い印象。笑
シンプルに、
「夫の存在ってなんだんだろう」
と思ってしまいます。
昆虫や細菌の世界では、子孫を残せたら雄は用済みのケースが多いそうです。
(すごくざっくりした知識なので、断定したらいけないんだと思いますが。)
卵を産んだメスカマキリが雄を食べるのは有名です。
(私も何度か見たことありますが、抵抗なく食べられるままの雄にはちょっと同情してしまいます)
昆虫と人間を等しく見るのは違うと思いますが、子どもを守ろうという本能はやっぱり女性の方が強いように感じます。
守るものがあって、そこから逃げない覚悟のような。
お腹を痛めるでも、作ろうと思えばあちこちで子どもを作ることが出来る男性とはそもそも生き物として大きな違いがあるのかもしれないですね。
一夫多妻がうまくいくのもなんかちょっとわかる気がします。
結局日常のほとんどは生活を営んでいくこと。
子供の世話や食事作りに掃除などを役割分担しながら出来るのが同じ女性だと、気に掛けるポイントにお互い相違が少ないのでストレスも少ないんだと思います。
別に夫という存在をディスりたいわけではないのですが。笑
奥さんと恋人時代のような仲を持続させたいのであれば、子育て期に関してはどうしても女性に負担が偏りがちなので、その不満をいかに取り除けるかがポイントになってくるかと思います。
端的に言うと、定期的に奥さんに「一人時間」を作ってあげることですね。
子どもができるとどうしても優先順位が子どもになりがちなので、奥さんの注意をひこうと一番手のかかる子どもにならないように、というのもかなりの家庭で共通して気をつけるべきところかなと。笑
いずれにしても。
夫と離れたあとの彼女たちは、考えないといけないことはたくさんあっても、悲壮感はほとんどないんですよね。
悲壮感があって悩んでいるのは予備軍の彼女たち。笑
現在2組に1組と言われる離婚率ですが、経済力を持った女性が増えれば確率も近い将来もっと増えそう。
「離婚=不幸」
っていうイメージはまだ残っているのかもしれませんが、実際に精算後の彼女たちはなんともさっぱりしたもの。
イメージじゃない、本当に個人個人が快適と思える形は他にあるのかもしれませんね。
最後は一方的な立場からかなり好き勝手書いてしまいましたがw
「女性は男性に選ばれる」
が主流だった時代から、
「女性が男性を選ぶ」
ケースも増えていくんじゃないかな?!
たくさん問題を抱えながらも何かが吹っ切れてパワフルになった彼女たちをみていると、そんな未来が浮かんできました。