元カノへの嫉妬 (2)
さて、元カノの写真がベッドサイドテーブルにずっと飾ってあったことに気づいた話の続き。
これはポリーであること、だけじゃなく、彼の特徴。普通に考えたらわかることが彼にはわからないみたいな時がたまにある。だから仕方ないとも思った。しかし、なんでわかんないかな、そんな当たり前のことが。。。
あまりに苦しいので、何に対してショックを受けて、怒っているのか。よーく考えてみた。
私がショックだったのは"常識的に考えて"愛する人にするべきでないことをされたこと。別れてから5年も経つ元カノに負けているように感じてその彼女には嫉妬したし、私自身はプライドが傷つき、侮辱されたように感じた。
彼は、私が傷ついていることに対して、最大限のコンパッションを感じている、と言った。一方で、写真でなんでそこまで傷ついたのが全く理解できないようだった。言ってくれたらしなかったのに、ごめんね、と何度も言っていた。
この"常識的に考えて"は、彼との関係の中でいつも課題になる。彼の発想は全く、常識的ではないから。彼の行動を常識的に解釈すると、彼の本心を見誤るときがあるのだ。解釈に気をつけなければならない、特にこういう時は。
彼の話していることは全く言い訳には聞こえなかった。それぞれを真剣に愛しているんだ、という心の叫びが聞こえるようだった。僕がエリーをありのまま愛しているように、元カノのことを愛しているのが、ありのままの僕なんだ、と。
そしてわたし自身と向き合うことにもなった。わたしは、自分がされたら嫌だから、サンフランシスコの彼の写真は一度も見せたことがない。ロスの彼といる間に、サンフランの彼の話は極力しないようにしてきた。一方彼はどうだったか。
彼はいつも、サンフランシスコの彼の話を聞きたい、彼がどんな風にエリーのことが好きなのか知りたい、顔を見たいし、できるなら僕を彼に紹介してほしい、と言っていた。サンフランシスコの彼との間で起こるいろいろも、大事なエリーの一部だから、と彼は常々言っていた。
彼は、私が大事ではないとは、一言も言っていない。彼にとって元カノは、男女の関係ではないけれど、大切に思う、一番のお気に入り。
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