“ポリアモリ”な彼とその友だち
私の彼は、非常にユニークな人だ。会員制の有名なジムで長らくプライベートコーチをしてきた経歴がある。今はそのジムは辞めて、別のジムに自由な感じで所属しながら、フリーでクライアントを持っている。仕事スタイルは比較的自由、だから忙しい私に合わせて予定を合わせてくれる。
彼はお金持ちのお客さんをたくさん持っていて、びっくりするような邸宅に住むお友だちのパーティーにも何度か連れて行ってくれた。プール付きのオーシャンビュー、マリブやビバリーヒルズのこんなおうちは、機会がなければ見ることはないだろう。そしてパーティーの豪華さも、想像以上！
こういう桁違いのお金持ちの人というのは、他にも家を持ってるし、長期のバケーションにもよく行く。彼は家族のような深い関係をそれぞれのお友だちと築いているから、この邸宅たちで数週間ハウスキーパーをすることもあって、そんな時は、私もこの邸宅でロマンチックな夜を一緒に過ごす。夜、星を見ながらのジャグジーや、朝、海を見ながらの寝起きのセックスは本当に最高だ。
週末にはコーチ仲間のお友だちを呼んでその邸宅でみんなでパーティーをすることもある。邸宅の持ち主は空いている我が家で彼がパーティーするのも私が泊まるのも了解済みで、留守中楽しんでくれたー？！という感じ。みんなナイスでポジティブ。お金があるということは性格にも影響するのかしら？もしくはこのナイスでポジティブ、がお金につながるのかしら？と、静かに考える。
彼は優しくて、人懐こい。繊細だけど、大胆。愛情深く、献身的。自分の本心について真面目で、正直。嘘をつかない。やると決めたら辛抱強いけど、心が向かないものはまず絶対にやらない。考えることと考えないことがはっきりしてて、考えるときは自分の頭で、真剣に、考える。人の常識は気にしない（一般的にはさ、とか言うとめっちゃ怒る）。短気で早とちりだけど、自分が間違いだと思ったらちゃんと反省する。
思うに、この"正直さ"が、彼が今の愛のかたちに至った大きな種、なんだろう。正直に自分と向き合ったら、ポリアモリ的"愛"が、今のところ、自分の正解だった、という感じじゃないかな。
彼の愛についての考え方、はまた別の機会に。