恵まれすぎたサッカー人生

サッカーありがとう。
父さん母さん、おれのサッカー人生を応援してくれて支えてくれてありがとう。
サッカーを通して出会った全ての人へ。
「ありがとうございました」

拓殖大学サッカー部最後の日
泣き崩れるりくたの姿
そしてそれを支えるおたの姿
ペガサスを支え続けた2人の姿は忘れません
映画のワンシーンにしてほしいくらいグッとくるシーンで多分あれは映画です、、。

と、冗談はさておき

ついに私の日常からサッカーが消えました。
物心ついた日から当たり前のようにあったサッカーがついに消えたんですよね。
意味わからないです。
もう一回言いますけどサッカーが消えたんです。

案外、引退してからボールを蹴らなくなって意外と喪失感とかはないんですけど

もうみんなとグラウンドで会えないこと
グラウンドでふざけられないこと
仲間と喜びあえないこと
目標に向かって一緒に戦えないこと

こういうことが出来ないと思うとめっちゃ寂しくて悔しさが蘇ってくるんですよね。

この先サッカーほど熱くなれることに出逢えるか
サッカーで出会った仲間ほど最高の出会いがあるのか心配になってきます。

あまりに幸せすぎて多くの出会いに恵まれたサッカー人生。

でも改めてさーっとサッカー人生を冷静に振り返ると辛いことがほとんどだったなって。

だけど「人」に恵まれたサッカー人生でした。

小学校の時には緑川コーチという、俺の技術の全てを仕込んでくれた指導者に出会えて　
少年団では、地元の子がサッカーを初めてくれてどんどん上手くなって最終的には県ベスト8になって

中学校の時には天野コーチという、鬼怖いけどめっちゃ優しくて熱いパッションを持っていて、おれの模範とする指導者に出会えて
県内の天才達とチームになって、日々バチバチしながら練習して、竹内海斗には1回も負けない日々を過ごして

高校の時には麻生恭平という北九州の原西と同部屋でエアコンの温度を高めあったり
あ、これは関係ないか
こうせいさんの前では何度泣いたことか
初めて挫折した高校サッカー
入学前に妄想してた華やかなものとは違い、苦しくて苦しくてもがいてもがきまくった時間で、でもそれでも頑張れたのは横に常に仲間がいてくれたから。本当に大津の仲間は優しくて、サッカーが大好きで、面白くて、感謝しかないです。


ただ１つ高校時代の悔しい話をすると、両親からの「試合出る？」という連絡に、毎週「今週も出れないなー」って返すことがめちゃくちゃ辛くて

本当に高校から親元を離れる選択を尊重してくれて応援し続けてくれた両親には感謝しかないからこそ、選手権という舞台でプレーしている姿を見せられなかったことが唯一のサッカー人生の心残りです。

そしてプロを目指して続けた大学では俺のことを1番可愛がってくれる宮川さんに出会い
アホだけどサッカーが上手すぎる同期に出会い
夜中の4時まで〇〇さんゲームをさせたくせに遅刻する鬼の2人組に
りょうじくんと毎週二郎行ったり
生意気な後輩達に出会ったり
サッカー人生を締めくくることができました。

ちょっとここで2人にメッセージを送りたいと思います。

うめ
うめの出た2試合。最高だったよ。本当に。
拓殖大学にはゴールキーパー梅澤亘が足りてなかったんだって思ったよ。
4年間、上手くいかなくても努力し続ける梅澤の姿を知ってたからこそ、グッときたし、神様ってちゃんといるんだなって思ったよ。
感動をありがとう。
本当にお疲れさま。
そしてこれからもよろしく頼むよ。

りくた
4年間大好きでした。
と、急なラブコールでスタートしたけど、本当にりくたには感謝しかない。
ピッチ内では常に意識する存在であり、ピッチの外に出ると相棒であり、唯一無二な存在。
いっつもりくたは俺のこと褒めてくれて、肯定してくれるけど、サッカー上手いのにありえんくらいコミュ力高くて、チームを盛り上げて、後輩も可愛がってあげてるりくたに敵うわけがないんよ。
おれがペガサスをあんなに好きだったのは、もちろんみんながいたのはあるけど、古舘陸大がいたからだよ。
そしてペガサスを4年間で全国に行けるまでに成長させたのは紛れもなくりくただね。
まじでりくた最高だったよ。
感動をありがとう。
これからもよろしくね。

えーっと長くなりましたが最後に、最後の試合の話をさせていただければと思います。

正直試合始まる前から泣きそうで、円陣の時とかは声震えました。
筑波大学のサッカー場の最高の雰囲気
拓殖大学応援団の声援
横にいるガルーダの仲間達
本当に色んなものが混ざり合ってこみ上げてくるものがありました。

そして試合中に打ち上がる花火
でもこれ相手のサッカー部が仕掛けたものとかでもないらしくて、たまたま上がったみたいで

あの光景だけは本当に忘れられないんですよね

試合中に花火が目の前で打ち上がってるって

別にこれだけ聞いたら大したことないことかもしれないんですけど

サッカー人生最後の試合中に花火ですよ
まずそんなことあるのっていうのと、圧巻の光景に自分のサッカー人生を祝福されてるような想いになりました。

最後になんの話だよって感じになったかもしれないんですけど、これだけは言いたかったんですよね。

なんならこれを言うことだけを決めて、その他なにを書こうかと1ヶ月くらい迷いました。笑
迷った末の文章のクオリティではないんですけどね。

あ、あと
ガルーダには俺の観た中で1番負けず嫌いなわがままな後輩がいて、前まではめっちゃ嫌いだったんですけど、あの負けず嫌い度合いはずるいなって最後に感じることがあってですね。
あんなに勝ちを追い求めて、戦える人生幸せだなって思うんですよね。

おれもこれからの人生
新たな人生に
「勝ち」だけを追い求めて戦います。

こんなにアホな野口陸斗で笑ってくれた人、野口陸斗の切れ味抜群の切り返しに騙されてくれた人
「ありがとうございました」

そして母さん父さん
結果では示せなかったけど悔いのない最高な「人」サッカー人生でした。
改めてありがとうね。

最後まで見てくださった方ありがとうございました！