ジャパンカップ予想



有力馬診断

・イクイノックス
前走天皇賞・秋は大レコードの超ハイペースを三番手先行から押し切り勝ちで圧勝。文句ない内容で最強を証明。逃げ、先行、差し、追い込み全ての競馬に対応でき隙はない。懸念は前走の反動だけ。

・ヴェラアズール
前走京都大賞典では休み明け、トップハンデ、重馬場と条件整わない中、スローの内前有利の展開を外から追い込み7着は言い訳のできる内容。去年の勝ち馬であり、スローからの瞬発戦ならトップクラスの力がある。ハイペースだと追走に力を使い、脚がたまらないタイプで展開が鍵。今回パンラサッサ、タイトルホルダーがおり得意のスローからの瞬発戦にはならなそう。

・スターズオンアース
今回トラブルあり天皇賞・秋を回避しての出走。状態面要注意。前走ヴィクトリアマイルではマイル質の高いペースを好位で追走。直線でソングラインにキレ負け、ソダシには届かなかった。ただ、本職は中距離であり適性があまりなかったと度外視はできる。2走前大阪杯ではメンバーレベルは高くなかったものの、内前有利の馬場、展開で単騎逃げしたジャックドールに後方から一頭力の違う差し脚を見せ、わずかに届かなかったものの好内容レース。東京2400はオークスを勝った舞台で適性は十分。成長力に優れる馬で春からどれだけ伸びたか注目である。伸びていなければイクイノックに勝てない。

・タイトルホルダー
前走オールカマーは休み明けで十分な仕上がりではないなか、いつものように単騎逃げ、ローシャムパークに刺されたものの上々の内容。今回パンサラッサが逃げ、番手での競馬が濃厚。去年宝塚記念のように消耗戦になれば強みが生きる。

・ダノンベルーガ
前走天皇賞・秋では超ハイペースの差し展開を中団から追い込み4着。スローからの瞬発戦が得意のこの馬にとって、差し展開とはいえタフな消耗戦は厳しかった。去年ジャパンカップでは不利があったとはいえ5着と得意の瞬発戦で振るわず。ダービーでも伸び負けおり2400は長い。今回ハイペース濃厚なので前走同様、この馬にとっては厳しい展開になりそう。

・デュープボンド
前走京都大賞典はメンバーレベルが低かったが、内前有利の展開を中団外から追い込み3着は上々の内容。2走前宝塚記念は好位追走からロンスパで好走。切れ味にかけるので瞬発戦では遅れを取るが、消耗戦はめっぽう強い。今回は出番がありそう。

ドウデュース
前走天皇賞・秋は海外帰りの休み明けかつ、鞍上武豊の負傷というトラブル。超ハイペースの流れをかかり気味にイクイノックスの後ろの中団前目を追走、脚を貯めるこどができず直線で力がなくなった。本来の能力が出せればイクイノックスと遜色がなく、一度叩き状態の上積みが見込め、距離延長で追走の楽になる今回パフォーマンスを上げてくる可能性は十分ある。

・パンサラッサ
海外帰り初戦かつ怪我からの復帰戦。2400は長く逃げ切りは厳しいだろう。
足らない。

・リバティアイランド
前走秋華賞は速め先頭から横綱相撲で完勝。文句なく世代最強牝馬であること証明。前走はなんとしても勝たないといけないレースであったが、今回は古馬最強格に胸を借りる立場。斤量軽く、前走とは違い自分の得意な無理をしない形で競馬できる分プレッシャーは少なそう。能力的にイクイノックスに真っ向勝負で勝てるかは疑問だが、前走から上積みあり成長しているなら楽しみである。先行しても、差しに回っても競馬ができる反面、今回おそらくハイペースのタフな消耗戦になる確率が高く、対応できるかが肝である。

展開想定

→パンサラッサが軽快に飛ばしハイペース濃厚。番手にはタイトルホルダーが収まり、去年の宝塚記念のようなハイペースからのロンスパ戦、タフな消耗戦になりそう。スタミナ持久力と東京での末脚比べで負けない最高速度高い馬を狙いたい。総合力が問われる。


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