【Redmi 14C】スペック&評価
先日(10月17日)、発表・発売されたXiaomiのスマートフォン「Redmi 14C」のスペックを簡単に書きつつ、評価していきます。
スペック
ディスプレイ
6.88インチ。かなり大きいですね。
インチ数だけ見ると、iPhone 16 Pro Max(6.9インチ)とほぼ変わりません。
正直、ディスプレイでいいところはこの点くらいです。
最大120Hzの高リフレッシュレートに目が行きますが、「自動調整型高リフレッシュレート」という、一部で評価の悪いリフレッシュレートです。高リフレッシュレートを体感できるのは一部のアプリだけで基本的に60Hzになるとかならないとか。
ディスプレイ解像度は1640*720ドットで画素密度(PPI)は260PPI。一言で言えば「画面が荒い」です。ディスプレイの種類はLCD(液晶ディスプレイ)。
1670万色はまぁいいとしても、5標準輝度450nit、最大輝度600nitは低い。
(特に屋外だと)画面が暗くて見にくいことに覚悟が必要です。
カメラ
4つ付いているように見えますが、1つです。
「5000万画素 AI搭載」とか「驚くほどのディテール」とか「すべての瞬間を鮮やかに」とか書かれていますが、正直画質には期待しない方がいいでしょう。
Xiaomi公式もこのようにポストしています。
動画撮影は1080P、30fpsまでです。
バッテリー
5160mAhのバッテリーを搭載し、18Wの急速充電に対応します。
ワイヤレス充電には非対応。充電ポートはType-Cです。
バッテリー持ちは評価できます。
SoC(処理性能)
「Helio G81-Ultra」を搭載しています。
メール、SNS、ネット、動画視聴といった日常使いには問題ないものの、ゲームや動画編集をするには厳しいスペックです。
ストレージ
128GBまたは256GBモデルから選択できます。
最大1TBのmicroSDカードに対応します。
128GBモデルには4GBのメモリが、256GBモデルには8GBのメモリが搭載されています。
ストレージの一部を使ってメモリを拡張することが出来ます。
メモリ4GBはライトユースでもかなりキツいので、拡張を強くおすすめします。
ストレージの種類はeMMCです。
ネットワーク
nanoSIM2枚によるデュアルSIMに対応。楽天回線/au回線/docomo回線/SoftBank回線全てと相性がいいです。
一方で、5Gには非対応です。
防水防塵性能
IP52です。防塵はまずまずですが、防水は「弱い雨や濡れた手で触ったり、ちょっと水飛沫がかかるくらいなら大丈夫」程度です。水には弱いと思っていた方がいいでしょう。
生体認証
指紋認証とAI顔認証に対応します。
オーディオ(イヤホンジャック/Bluetooth)
イヤホンジャック、搭載しています。イヤホンをアンテナにするFMラジオにも対応。
Bluetoothバージョンは5.4。コーデックはSBCとAACをサポートします。
NFC/Felica
NFCはサポートしますが、Felicaは対応しません。
モバイルSuicaやQuickpay、iDなどは利用できません。
NFC(Type A/B)による決済、つまりVisaのタッチ決済などのクレカのタッチ決済が出来るかは不明です。
サイズ・重量
高さ:171.88mm
幅:77.8mm
厚さ:8.22mm
重量はカラーによって異なり、ミッドナイトブラックが211.9g、セージグリーンが207.1g、 スターリーブルーが204.8gです。
大型ディスプレイと大容量バッテリーを積んでいるので仕方ないですが、かなり大きい・重いですね。
価格
Xiaomi公式ストアでは
メモリ4GB+ストレージ128GBモデル:17980円
メモリ8GB+ストレージ256GBモデル:23980円
です。
総合評価
全体的に低スペックなので、「電話とLINEが出来ればいい」という人以外メイン機としてはおすすめ出来ません。
サブスマホや、デュアル物理SIM/長持ちバッテリーを活かしたポケットWi-Fi代わりとしての使用がおすすめです。
画面が大きいため、高齢者のスマホデビューにもおすすめ!と言いたいところですが、Xiaomiのスマホはユーザーインターフェイスがかなり独特なので、あなたや高齢者の周りの方がXiaomiを使っていなければ避けた方が無難です。
できれば購入する前に、家電量販店などで実機確認しましょう。
最後に、Redmi 12 5Gの中古の購入も考えたいところです。
中古といっても未使用のものが、14Cの新品よりも安く購入できます。