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MNO(大手キャリア)とMVNO(格安スマホ/格安SIM)の定義について
突然ですが「楽天モバイル」「au」「povo」「UQ mobile」「docomo」「ahamo」「eximo」「irumo」「SoftBank」「Y!mobile」「LINEMO」
どれがMNO(大手キャリア)でどれがMVNO(格安スマホ/格安SIM)か分かりますか?
正解は「全部MNO」です。
間違えた方、ぜひこの記事を読んで勉強してください。
月額料金が安い=MVNOではない。
「“格安”スマホ」や「“格安”SIM」と言われることから、月額料金が安い=MVNOだと思っている方がいますが、そういうわけではありません。
もしMVNOの定義を「月額料金が安い通信事業者(ブランド/プラン)」としてしまうと、例えばmineoという通信ブランドが大手キャリアとなってしまいかねません。(mineoは1GB1298円で提供。LINEMO/povo2.0の3GB990円、楽天モバイルの 3GB1078円より高いため。)
ホリエモバイルも20GB3030円とahamo(30GB2970円)より高いので大手キャリアとなってしまいます。
mineoやホリエモバイルが、「au」「docomo」「SoftBank」「楽天モバイル」と同列扱いだなんておかしいですよね。
MVNOというのは、一部の通信設備(通信基地局など)を保有・整備・管理せず、代わりに大手キャリアにお金を払って通信設備を借りて(整備/管理してもらって)通信サービスを提供している通信事業者のことをさします。
月額料金や店舗(サポート)の有無は関係ありません。
冒頭に挙げた通信プランはどれもMNOが直接提供しているため「MNO」となります。
UQ mobileやY!mobileはサブブランドとも言われますが、それぞれKDDI(au)とY!mobileが直接運営しているためMNOです。
楽天モバイルも一部auから電波を借りているものの、自前で基地局を展開していますし、HLR/HSSなどを自社で管理しているためMNOとなります。