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ぴぃちゃんのお迎え


今月になってから勤め先にセキセイインコを飼っていたが家人の病により飼い続けることが困難になり子や親戚にも断られたと電話をしてきた方がいました。勤め先の以前インストアで買われ偶然にも私がお迎えしたセキセイインコの「すぅちゃん(スダチ)」と同時期に入荷ししばらく同じケージにいた子でした。
我が家にはもう3羽のセキセイインコがいて悩みましたが下手に逃がしてもと思ったのと何らかの理由で飼えなくなった鳥の保護活動を出来たらと思い始めた矢先のことだったので「保護活動」を始める訳では無いけれど目の前の命を守りたい、ましてや「すぅちゃん」の姉妹かもしれないとお迎えを決めました。

ぴぃちゃんをお預かりした時、パッと見ケージがあまりにも汚れていたので新しいケージを買い移動、後日ベランダで(我が家はマンション)掃除を始めたところあまりの惨状でした。虫の卵の抜け殻が溜まって固まっていたりこんもりとした餌の下の方も固まって黒くなっていました。私もあまり掃除が得意でもお世話がマメでもないのですが酷すぎました。勤め先で鳥や小動物の担当をしてますので実務経験の長い社員さんに相談すると「お年寄りにはある事です。特に年金生活になられてからお迎えされるお年寄りの方には多く見受けられます」と聞きました。

今は愛護法が厳しくなっては来ています。対面でちゃんと愛護法の18項目を伝えながらち飼育のできる方かを見極めるのですが本当のことを話されているのかはわかりません。あまりにも突拍子のないこと(小鳥にリードをつけて歩きたいとか、ハムスターを増やすために飼いたいとか)を聞くと飼わない方へと話を持っていきますがお年寄りの初めての飼育がここまで困難なことを目の当たりにして(全ての方では無いと思いますが)お客様との会話の重要性をまた更に感じました。
生き物のお世話って小さいからって楽な訳では無いですよね。お年寄りに限らず、ちゃんとお世話ができるのか考えてからお迎えして欲しいですね。「家族」になるのですし「命」ですから。

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