無料の現像ソフトRawTherapeeでフィルムシミュレーションを試す
フィルムシミュレーションはFUJIFILMのカメラだけの特権かと思う人も多いはず。だが意外にも現像ソフトで、ましてや無料のソフトで実現できる。
RawTherapeeをダウンロードしたあとにフィルムシミュレーションを使うにはちょいと面倒な手順を踏んで導入しなければならないのでそこは各自で調べてほしい。
Superia 400
試しに今までのストックから何枚かフィルムシミュレーションをかけてみた。フィルムの種類は今現在もっとも入手が簡単(であろう)Superia 400だ。
ノスタルジックな写りはかなりフィルムらしい印象を受ける。また、シャドウに緑が乗るのもフィルムっぽい。
この写真は少し彩度を下げているが、そうすることでよりフィルムっぽさ、もとい写ルンですっぽさが出ている気がする。
こういう何気ない路地の風景もフィルムぽい被写体の一つだと思う。でも空がとび気味なのがデジタル寄りの写りかも。
ここまでくると僕がどのあたりに住んでるかばれてしまう気もするが、ばれたところでどうということはないのでこのまま上げてしまおう。
この写真は空の色がきれいに出てくれたのがうれしかった。これももうちょっと彩度を下げてもよかったかな。
てなわけでRawTherapeeでフィルムシミュレーションを試してみたわけだけど、FUJIFILMユーザーでない人がフィルムライクな写りを求めるのには十分なものではないだろうか。
今回試したSuperia 400以外にもKodakのPORTRAシリーズやネガだけではなくポジフィルムも使うことができる。
撮った時はいまいちでも、このフィルムシミュレーションをかけてみると一気に雰囲気が出るので積極的に使っていきたい。