モーム・エンぺル@Vtuber
淫紋が落ちないことに気づいたのは、インクがすっかり定着してからだった。 お風呂場でこすっても消えず、悲嘆にくれて、とりあえずハロッズの紅茶を淹れてのむ。 のんでる場合じゃないと正気にかえるまでに、甘納豆がひと袋きえていた。あと紅茶が2杯分。ついでにブランデーも少々。 ベートーヴェンは「1杯のコーヒーはインスピレーションをあたえ、1杯のブランデーは苦悩をとりのぞく」といったけれど、なんの解決策もうかばない。 ひとまずブランデーをたしてみた。 肌が火照って淫紋
Twitterでは今日もどこかで学級会が開かれ、どこぞのレディだかジェントルだか知らない人が灯油を被ってダイナマイトに火をつけている。 毎度毎度こういうことに反応するのは疲れるし面倒で、下手するとスターを拾って無敵状態で爆走する人にひき逃げされるから、極力関わりたくないしサクッとブロックしようとする。 知り合いだった。 もっと正確に言えば、同じシェアードワールドで創作したり、何度かTRPGを共にし、おすすめの本や映画を教えあったことがある……知り合いだった。
2020年の終わりに、はじめて『この素晴らしい世界に祝福を!』を読んだ。アニメは見ていましたけれど、原作に手をつけたのは、去年の12月がはじめて。 理由は、尊敬している作家の方に「軽い文体が書きたい」を相談したところ、「このすばのアニメを見たなら」とすすめられたから。 とてもメジャーな作品であり感想がおおく残されていること、またわたしがすこし変わった読み方をしたことから、ここでは以下の4点を感想としてまとめることにしました。 1.文体の軽さ 2.テンポの良さ 3.