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たからもの

はじめまして。
ずっとずっと憧れていた文章を書く事に挑戦してみたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

私には分身がいます。

その分身にむかしむかしポケモンシールが欲しいからとポケモンパンをねだられた事がありました。
パンもちゃんと食べてねと約束をして車の後ろに乗せて家路に向かいました。
車から降ろす時にパンは?と聞いたら、食べたよと答えたので何も疑わずそのまま家に入りました。

数日後、車のゴミ箱を見たら少しかじった蒸しパンが入っていたのを見つけたので食べ物を粗末にしてはいけませんと分身を叱りました。
分身はとても反省していました。

そのあとに一緒に買い物に行った時の事です。

パンのコーナーに来た時にこのパンは食べられないけどどうしてもシールがほしいから買って欲しいと私に伝えてきたのです。
あまりに正直な発言だったのでポケモンパンを買ってあげました。

それからです…
私はひたすらポケモンパンを食べました。
私ってバカですね。

そしてこれははじまりだったのです。

次はチェコエッグだったと思います。
虫歯なんて通り越すくらいに歯が溶けそうな程に過剰に摂取したのを覚えています。 

そしてその中でも何より一番忘れられないのはぷっちょでした。
そのお菓子だけはとても長かったのです。
ストラップやミニ写真集、ストラップのニューバージョンと分身が手に入れたいおまけが次々と更新された為に私は食べ続けました。
一生分と言っても過言ではない。
きっと来世の分まで食べました。

私はものすごく断捨離が得意です。
でもねポケモンシールとチョコエッグから生まれたフィギアにぷっちょのおまけだけは捨てられません。

だって私の努力のたまものだから。

そして分身のたからものだったから。

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