マロマユインパクト伝説(思い着き次第更新)
馬主の○○さんと初めて会った子馬時代。ミルクをあげようとした○○さんの腕に噛みつき 流血沙汰。
まだち乳飲み子であったのに、噛み付かれた○○さんは4針縫った。○○さんの息子曰く「あいつはこの時、血の味を覚えた」
生まれて3日で柵を越えて脱走。
堂々と柵を飛び越えて逃亡した。必死の捜索が行われたが、見つからずお通夜ムード。その次の日、厩舎で寝ているところを発見。見つかったと報告を受けた○○さんは号泣。思わず抱きしめよう駆けつけたところ、また噛まれる。
ベテラン調教師、△△さんに「え、こいつ、なに……?」と言われる。
常日頃から「俺は目を見ただけで馬の気持ちがわかる」と豪語していた△△さんだったが、マロマユインパクトの顔を見るなり困惑した表情で「え、こいつ、なに……?」と漏らした。△△さん曰く、こんなに表情が読み取れない馬は初めて。目力が強いことだけしか分からなかった。
そんな調教師の△△さんの頭をひたすら齧るマロマユインパクト
「やめなさい」「…………(無視)」「やめなさいって」「…………(無視)」「こら! 禿げちゃうでしょ!!」これ、国民放送の生放送中のやりとり。しっかりと全国放送された。
「これ、無口なだけです」
あまりにもマロマユインパクトが鳴かないので、心配になって獣医に見せた時に言われた一言。鳴かなくても行動が五月蝿い。
初対面のイロイロデカイにガンを飛ばす
デビュー戦で初めて会い、その後生涯の好敵手になるイロイロデカイ。隣のレーンからの出走だった。しかし、ゲートに入る直前、イロイロデカイにガンを飛ばし始める。イロイロデカイも、ひたすら見つめ返していた。これが運命の出会いである。
勿論ゲート入りはごねた。
人間より猫の方が乗りこなしてる。
厩舎で飼われているねずみ捕りの猫達にモテモテ。なんなら背中に猫を乗せたまま生活してる。人間には対応が雑なマロマユインパクトは、猫には甘い。背中で爪を研がれても動じなかった。
マロマ13(まろま さーてぃーん)
あまりにも蹴り癖が酷いので、ファンが付けたあだ名。彼の背後に立つのは死亡フラグ。幸い、大した怪我はした者はいない。
人喰い馬
上記と同じく、噛癖が酷いのでついたあだ名。
きっかけは、馬主○○さんのインタビューで出た「あいつは人間を餌だと思ってる」から。
ファンサは神……?
人間を餌だと思ってはいるが、ファンサは神。いや、彼のファンがドMなだけである。軽く齧られただけで「ありがとうございます!!」と号泣するファンもいる。
イロイロデカイとの対決が楽しみすぎる
厩務員さん曰く、イロイロデカイと出走するレースの前日は、いつもよりソワソワしてるらしい。
「不思議と、彼が来るってわかるみたいですよ。競馬新聞でも読んだんですかね(笑)」
でも、イロイロデカイを目の前にするとひたすらにガンを飛ばす。
無言直立不動でガンを飛ばすサマは、最早名物。
蝶々に気を取られ、めちゃくちゃ出遅れる。でも優勝する。
モンキチョウを眺めて動かず、後方から3馬身も遅れてスタートした。観客は悲鳴を上げていた。しかし、それなのに何故か皐月賞を取った。騎手でさえ「なんで勝てたのかわからないです……」とインタビューで答えていた。なんなんだお前。
イベントに登場したさい、馬主○○さんが持っていたマイクを奪い取る。
「マロー! 返しておねがい」「(無視)」「なに? 喋りたいの? 僕が持っててあげるから……」「(反対側にいたスタッフに渡す)」「あっ、僕は喋るなってこと?」
褒められると照れる。
人に褒められると、照れ隠しで更に噛み付く。調教師の△△さんは褒めて伸ばすタイプだったので、噛み跡が絶えなかった。
負けると拗ねる。そして甘える。
イロイロデカイに負けた時は、暫く拗ねて動かなくなる。
しかも、普段は雑に接しているくせにこんな時ばかり騎手や厩務員さんに甘えたようにくっついてくる。
「マロには悪いんですけどね。負けた時のマロ、めちゃくちゃ可愛いんですよね……まあ、その間もずっと噛まれますけど」(騎手インタビューより抜粋)
負けた日は、お兄さん達に慰めてもらう。
上記の後、厩舎に戻ったマロマユインパクトは、真っ先に実兄である2頭の元へ行く。そしてピッタリとくっついて離れなくなる。
馬房に戻そうとしたら、兄達が「やめろよ」とでも言うように嘶いて厩務員を叱りつけた。
ブラコン。
同じ厩舎にいる2頭の実兄 ブラウザワンとマシュマロジナン。上記からわかるように、かなりのブラコンである。マロマユインパクトも、そんな兄達が大好き。
ちなみに、兄たちも人間への扱いは雑。
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