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2022年2月20日 フェブラリーステークス

2022年2月20日 フェブラリーステークス

雨の影響で、東京ダートは脚抜きが良い状態になり、パワー重視から一転してスピードと重馬場適性が求められる。大本命不在で混戦模様。

昨年は、4歳馬カフェファラオが並み居る強敵を粉砕して、ダート世代交代かと思われたが、その後奮わず。

馬券的には、高齢馬(ともに8歳)エアスピネルとワンダーリーデルが2~3着に入り、3連複249.4倍の波乱となった。

■フェブラリーステークスの気になるポイント

 ・勝利馬は、牡馬圧倒的有利
  ⇒晴れてパワーのいる馬場になる事が多く、東京の1,600mというタフで地力の出やすいコースも含めての結果と思われる

 ・馬格のある馬が好走
  ⇒理由は上に同じ馬体重500㎏以上の好走例が多い

 ・馬齢4~6歳が中心だが、2~3着には高齢馬が来ることも
  ⇒勝ちきるとなると、高齢馬にはキツイものの、2~3着には高齢馬や過去実績があるが近走が奮わなかった馬も入る

 ・馬場状態
  ⇒雨の影響で、脚抜きが良い状態。日中は雨も酷くはならない予報で、スピードのある馬に注意が必要

 ・コース形態
  ⇒スタートが芝で、外枠になればなるほど芝の部分が長くなる。これを利用しての先行策も多く見られる。

■注目馬寸評
 気になる馬の寸評を書いてみます。
 ※枠順に従っているので印ではありません

テオレーマ
大井、金沢で好走して大舞台に。とは言え、前走はJBCレディースで牝馬限定であり、中央の1戦級とどこまでやりあえるか。穴馬に推す人は多そう。

ダイワキャグニー
芝でも好走している当馬のダート2戦目。前回のダート初挑戦では今ひとつだったが、芝ではある物の金杯で差のない2着と状態は好調維持。流し目には良いか

インティ
一時期の感じにはならないものの、レース展開の幅は広がっており、前走のチャンピオンズCはテーオーケインズに差はつけられたものの2着のチュウワウィザードとは差がない競馬だった。このメンバーであれば、内枠と武騎手で逃げる選択肢もあるか。流し目には入れたい。

アルクトス
昨年9着も、その後の地方G1、G2を連勝であらためて挑戦。ただ、このメンバーの中で突出するまでではない。

レッドルゼル
昨年カフェファラオから3馬身離れての4着だったが、その後海外G1から大井・金沢で実績を積んだ。距離適性が不安視されているが、昨年上位との差が縮まっている事はたしか。

カフェファラオ
昨年、このレースで世代交代を成し得たかと思われたが、その後苦戦。とは言え、広い東京コース替わりは歓迎で調教状態も良好。見限るのは早いか。昨年の3走を「舞台や条件が整わなかった」と評価するかどうかがカギ。

スワーヴアラミス
前走の東海Sでオーヴェルニュを降しての1着。本来の距離は1,800m以上だが、この舞台でタフな展開になればチャンスがありそう。

ソダシ
人気馬の為、オッズが正常値ではない。桜花賞の圧勝後、なかなか難しい状態だが個人的には「素直で操作性の高かったお嬢様が、厳しい世界に入って反抗期」だったと考えている。血統的にダート適性はありそうで、芝での実力も見せたものの、ダートでの本格化はまだ先か。
芝スタート、脚抜きの良い馬場、隣に同厩舎の馬がいる・・・などプラス材料も多いが、ここは過剰人気である事は間違いなく冷静な判断が必要。

ミューチャリー
後方から怖い一頭ではあるが、スピードが求められる今回はどうか。

ソリストサンダー
前哨戦の根岸Sでは、馬体がまだ余裕があったのと、1,400mへの対応ができずに大敗。しかし、その後の調教でしっかりと負荷をかけていかにも本番への臨戦過程が整ったと見える。外枠からポジションを取りに行けるのも好材料で、有力馬の中では好材料が揃っている。

テイエムサウスダン
前哨戦の根岸S勝ち馬。3走前の同舞台でソリストサンダーに0.9秒差で負けているが、落鉄がありスムーズではなかった。根岸S後の調教状態も良く、1,600mを見なおすかどうかがカギ。

エアスピネル
9歳だが、昨年同様軽視はできない。上積みこそないもののまだまだ衰えは感じない。東京コースでの終い勝負では無視できない。

■展開
サンライズホープ、ダイワキャグニー、インティ、ソダシなどが先行しそうだが、どれもハナを絶対に・・・という訳ではない。インティが内枠の為、武騎手が逃げる選択肢を取るパターンや、外目の枠からソダシがダッシュをかけて強引にハナを取るパターンも予想できる。

雨の影響で脚抜きが良い状態の為、先行勢がそのままスピードで押し切る展開もあり得る。

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