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新卒デザイナーのデザイン研修#3kintoneチーム
新卒1年目デザイナーのNiaです!
4月にサイボウズに正式入社し、デザイン&リサーチチームでの研修が無事一通り終了しました。あっという間でした〜!
この記事では、サイボウズに興味を持っている学生さんに向けて、サイボウズのデザインチームの新人研修の内容についてお話ししたいと思います。
サイボウズデザイン&リサーチグループについて
サイボウズ デザイン&リサーチグループには、6つのチームがあります。
<サイボウズ デザイン&リサーチ サブチーム>
・US &チームブランディング チーム
・A11y & PoC チーム
・UXリサーチ チーム
・kintone チーム
・Office & リモート チーム
・Garoon チーム
デザイン&リサーチグループのメンバーについて、さらに詳しく知りたい方は、下記のサイトもチェックしてみてください!
デザイン&リサーチグループで、2週間ごとにそれぞれのチームでの業務を体験します。それに伴い、それぞれのチームでの体験をnoteにまとめ、更新していきます。
こちらが前回の研修内容のnoteになります!よろしければ読んでみてください〜!
kintoneチームについて
三番目に参加させていただいたチームは、kintoneチームです。
<業務内容>
・プロダクトデザイン
・その他デザイン
・デザインのリファクタリング
・デザインリサーチ
研修では、具体的にプロダクトデザイン周りの業務を行いました。実際にkintoneの開発に参加させていただき、kintoneの仕組みをデザインの視点を通して学びました。
前回と同様、新型コロナウイルスの影響で、研修は全てオンラインでの実施でした。オンラインでの研修をどのように行ったかについても、合わせて読んでいただけたらと思います。
研修の趣旨/やったこと
kintoneチームの初日に樋田さんにキックオフミーティングをzoomでしていただきました。
<研修の趣旨>
・kintoneのスクラムイベントに参加し、業務の流れを理解する
・kintoneチームとのモブデザインを体験する
以上のことを元に、研修に取り組みました。
<実際にやったこと>
・kintoneのスクラムイベントに参加
・kintoneのバックログのデザイン
・オンラインUTに参加
・モブデザイン
・Figmaのテンプレート修正
上記のことを研修では取り組みました。
デザインに直接関わる業務がとても多く、またFigmaを初めてきちんと使用しました。学生時代は、一人でデザインを行うことが多かったので、チームメンバーと一緒に同じデザインについて考えることができるのは、学ぶことばかりでした。
kintoneチームのスクラムイベントに参加
現在、kintone開発チームでは、1週間のスプリントで行うスクラム開発で業務を行なっています。スプリントの始まりを木曜日とし、水曜日に1スプリントが終わるという流れになっています。
<1週間のスクラムの流れ>
【木曜日】
・午前中にスプリントプランニング
・午後にリファインメント
【金曜日から火曜日】
・午後にリファインメント
【水曜日】
・午後にリファインメント、スプリントレビュー、ふりかえりを行う
スプリントプランニングで、1週間はどのような流れにするかを話し合います。リファインメントでは、kintoneのバックログについての話、スプリントレビューでは、1週間で完成したバックログについて話します。ふりかえりでは、主に業務やスクラム体制についての進め方について議論します。
kintoneチームの1日の流れについて
【午前】
毎朝、朝会を15分ほどzoom上で行います。そこでは以下のことについて話します。
<朝会ですること>
・一人一人の予定の確認
・タスクの確認
・ ユーザからいただいたレビューの確認
タスクに含まれる内容は、kintoneのデザインだけではありません。サイボウズでは、チームや部署ごとで兼務をすることができるので、個人個人でタスクが異なります。なのでタスク確認では、全ての業務を通して、それぞれがどのようなタスクを持っているのかということを確認します。
朝会が終了後、業務が開始します。kintoneチームは、朝会後も基本的にはzoomを繋いだまま業務を行います。現在、メンバーのほとんどが在宅勤務ということもあり、以前に比べてコミュニケーションが取りにくくなってしまっています。ですが、zoomを繋いだままにしておくことで、いつでもデザインやその他相談をすることが可能になります。もちろん、個人の予定などによって出入りが自由です。
【午後】
お昼後は、基本的には毎日kintoneのリファインメント会議を行います。
リファインメントでは、PM(プロダクトマネージャー)がkintoneのバックログの説明を行います。その説明に対して、kintone開発メンバーがバックログを作るのにかかる作業量の見積もりを行います。見積もりをした後は、そのバックログのスケジュールが組まれるというような形式です。
リファインメント後は、再びkintoneのデザイン周りの作業に戻ります。
そして、1日の終わりには、振り返りを行います。振り返りでは、以下のことについて話します。
<振り返りでは>
・今日やったことについて
・明日やることについて
毎日違うタスクが降ってくるので、振り返りを行うことで、タスクの抜け漏れがなくなり、ミスなく次の日も業務を行うことができます。
モブプログラミング
kintoneのバックログのモブプログラミングに参加させていただきました。
HTML,CSS,Javascriptなどの実際のコードを修正しながら、デザイン調整を行なっていきます。コーディングベースなので、エンジニアの方が中心となって進めていきます。また、kintoneのエンジニアは3,4人のサブチームに分かれていて、バックログごとに担当するサブチームが異なります、デザインを修正するときは、サブチームにデザイナーも加わり、一緒に修正します。
モブデザイン
kintoneのバックログのモブデザインにも参加させていただきました。モブデザインでは、デザイナーが中心となり、デザインしていきます。Figmaを用いて、zoomで画面共有をしながら、デザイン検討をします。エンジニアもモブデザインに参加することで、コーディングのことも考えながら形にすることができます。さらに、モブデザインをすることで、バックログの認識のズレも大きくなることなく作業することができます。
オンラインUTに参加
オンラインUT(ユーザビリティテスト)に参加させていただきました。
今回はkintoneの既存の画面に関してのUTを行いました。被験者の方はなんと!!アメリカの方でした!これまで海外でのUTを行う際は、現地に行って実施していましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で現地に行くことができなかったので、日本国内からオンラインで実施しました。
以下が、UTの内容が書かれたnoteになります!宜しければご覧ください〜!
実際に、オンラインでのUTに参加し、学ぶことがたくさんあり、とても新鮮でした。オンラインで実施することは、難しいのではないだろうかと思いましたが、そのようなことはなく、むしろUTを実施する場所を選ぶことなく行うことができたりと、メリットがたくさんあるように感じられました。
UTの内容に関しては、育った文化や環境が異なるため、違った視点で問題点を発見できたり、意見をいただくことができたので、学ぶことがたくさんありました。
Figmaのテンプレート修正
現在、kintoneデザインチームでは、デザインを行う際は主にFigmaを使用して行っています。Figmaは、一度に同じ複数名が同じファイル上でデザイン作業を行うことができます。なので、画面上で、個々が作業し、それを見せ合い、相談しながらデザイン検討をしています。
さらにkintoneデザインチームは、Figma上で、テンプレートの管理を行っています。研修では、その修正も少しですがさせていただきました。私自身、Figmaに不慣れなところがあり、スムーズに進めることが難しかったですが、Figmaの細かい機能を覚えることができました。早くFigmaを使いこなせるようになりたいです!
新卒デザイナーなりに気をつけたこと/工夫したこと
【Figma上で率先してデザイン案を出す】
Figmaを用いて同じファイル上で、それぞれがデザイン案を考えます。メンバーがとても素敵なデザインばかりを出していて、正直出しにくいなと感じることもありました!笑 ですが、そこでめげずに、自分自身ができる限りでデザイン案をたくさん出していくよう心がけました。回数を重ねるうちに、自然とメンバーがいる中でもデザイン案が出せるようになりました。
【リサーチをしながらデザインをする】
kintoneに新しくデザインを追加する際は、新たにデザインを生み出すだけではなく、他の製品ではどのようにデザインされているかのデザインリサーチを行います。ユーザの使いやすさを最優先に考えるので、かっこいいだけのデザインではなく、ユーザにとって使いやすいと感じるものはどんなものなのかの調査をしながらデザイン案に落とし込んでいきました。
最後に
実際の製品に携わった研修の2週間は、あっという間に終わってしまいました。入社前のアルバイト期間中から聞いていたスクラムイベントを実際に体験し、チームメンバーが日頃どのような流れで業務を行なっているのかを理解することができました。また、新たにFigmaの使い方や使われ方も学ぶことができました。なので、少しはデザイナーとして成長できたかなと思います!笑
最後まで、読んできただきありがとうございました!