タランティーノ「ヘイトフル・エイト」
テーマ:映画
タランティーノ監督「ヘイトフル・エイト」
2016年。
サミュエル・L・ジャクソン(マーキス・ウォーレン)
カート・ラッセル(ジョン・ルース 賞金稼ぎ)
ジェニファー・ジェイソン・リー(デイジー・ドメルク)
ウォルトン・コギンズ(クリス・マニックス 新保安官)
ティム・ロス(オズワルド・モブレー 死刑執行人)
マイケル・マドセン(ジョー・ケージ)
タランティーノにしては珍しい西部劇。
南北戦争直後のアメリカ北部。
猛吹雪が予想される中、雪の中を馬車が疾走する。
馬車の中には賞金稼ぎと女賞金首デイジー。
雪の中でこれも賞金稼ぎマーキスが馬が倒れてしまい、馬車への同乗を頼み込む。
途中のロッジには、デイジーの仲間が連れ戻そうと待ち受けていた。
猛吹雪の中、ロッジの中で全員悪党の男女8人が騙しあい、噓をつきあう。
3時間近い長丁場だが全く淀みがなく一気呵成に終末の大惨劇にもつれ込む。
駅馬車のシーン以外はほとんどロッジの中のどこまでが本当かわからない話が永遠と続くかと思われるのは、演劇的な空間を思い起こさせる。
まるでシェークスピアだ。
そして悪党こそ生き延びていくためには知力、胆力、腕が必要だと改めて感じさせた。
こんな邦題で上演されていたのか?知らなかった。