人生初往診&縫合レポ

就職(=保険証切り替わり)直前のオタクがピラーで指をジャッとしてしまったレポです。
一部グロテスクな描写がありますので、苦手な方は閲覧をお控えください。

遡って4/30、私は普段と同じように夕飯の準備をしていた。
ところが18:30ごろ、ピラーで左手薬指を切ってしまった。
普通の切り傷と同じくらいの痛さ出血だったので、圧迫止血で治るかなー、と思って10分×2圧迫止血してみた。しかし、血が出続けたので絆創膏→丸めたティッシュ→絆創膏+ガムテープ で食い止めていた。Xの投稿を見た友人から、「圧迫止血10分しても血が止まらないなら病院行きな」と助言を受け、この時間からでも行ける病院を探した。

しかし、この時点で19:00を回っており、かかりつけは閉まっていた。遅くまでやっている病院もあるにはあったが、準備と移動を考えると受付時間までにたどり着けない。
夜間外来に行くことも考えたが、家からアクセスが悪く、重症の方を優先したほうがいいのかなという思いもあり、往診サービスを検索した。
費用目安を見て身が縮む思いだった(以前時間内に救急車を呼んだ時の2倍の料金だった)が、後で大事になっても嫌なので依頼した。3割負担でこの額なのだから、国民皆保険には感謝しかない。

往診依頼をかけた後、「5分ほどで問診の電話をします」とのことだったが、かなり過ぎても電話がかかってこなかったので問い合わせをした。
チャットは丁寧で、電話もすぐにかかってきた。
電話口では、どのようにしてできた傷か、傷の大きさ、体温など一通り聞かれた。
ここからが問題なのだが、傷口をぐるぐる巻きにしているので出血が続いているかわからず、また傷口の写真も撮れなかった。結局、先方からの要望により全て外して写真を撮ったが、電話しながらだったのであたふたしてしまった。

そんなこんなで医師が来てくれることは確定したが、問題は時間だった。
「到着予定時刻22:00-0:00」
朝型で普段22時前には寝ている私にとっては、かなり厳しい事態だった。
怪我した指がぐるぐる巻きなので、手先を使うこともできない。また、ここまでの対応でかなり疲れていたので布団でXを見ることしかできず、医師が来るまでどうしたものかなと考えていた。そんな矢先、フォロワー(以下、Aさん)の作業キャスが始まったのを見て、普段配信は見ないほうだが入ってみた。
入ってみたら馴染みのフォロワーもいて、コメント読みなど楽しみつつ医師が来るまで過ごせた。ツイキャスってアプリから見たほうが快適だな~、という今更な気付きを得た。
Aさん、その節はありがとうございました!

22:10 医師到着。この時間に来てくれる時点で感謝しかなかった。
患部のぐるぐる巻きを取った医師は一言、
「これは縫ったほうがいいですね」
皮膚を縫うのは、まだ記憶がないくらい小さい頃、うさぎに噛まれて以来だった。

猫屋「縫うって痛いですか?」
医師「麻酔を入れるときだけ痛いです」

実際、指の根元の両サイドから麻酔を入れているときは、圧迫感のある強い痛みがあった。
麻酔を入れ終わり、患部の消毒を済ませ、いよいよ縫合が始まった。
先が釣り針のようになっていて、後ろに細い糸がついているもので皮膚と肉が貫かれ、縫い目ができ、鉗子(?)で糸を留めていく。
麻酔が効いていて痛くはないが、見ていてかなりグロテスクな印象を受けた。
幸い傷口が小さかったので、2針縫って終わった。
その後患部を消毒し、殺菌作用のある軟膏を塗り、絆創膏を貼って処置が終わった。
「抜糸はどこでもいいので!」と説明を受け、紹介状を貰った。
紹介状に書かれていく字を見ながら、字が走り書きなのって医師あるあるなのか?と思った。ポイントだけ読めればいい類のものかもしれないが……

すべてが終わったのは23:00ごろ。
医師が退席したあと、今後の生活と抜糸について調べた。激しい運動、飲酒禁止。これはわかる。でも、「抜糸まで湯船NG」なのは堪えた。

突然だが、これを読んでいる各位は入浴の動機をどこに置いているだろうか。清潔?温まる?いい香りの入浴用品?きっと人それぞれのモチベーションがあると思う。

入浴に対するモチベーションをバブ入りの湯船に置いている私にとって、シャワー浴は入浴から楽しい要素をほとんど無くしたものなのだ。毎日する必要があり、何かと面倒な入浴をこなすための工夫を、容易に潰してくる。
それが怪我の怖いところだと感じた。

傷を縫った後一日過ごしてみて、手を洗うごとに軟膏を塗ってバンドエイドを貼りかえるのが地味に手間だと感じる。
仕事をするうえでも、怪我している指だけキータッチがうまくいかず、なんとも歯がゆい状態である。
また、調理と皿洗いの際ゴム手袋をつける必要があり、素手なら0秒で取り掛かれるのに……と思ってしまう。
実際入浴してみた感想としては、すべてが傷口にしみて痛い。シャワー浴なので普段より時間がかからないとはいえ、まあまあ苦行だった。

今朝、請求金額が確定した通知が来たので見てみたら、帰省の交通費より高い金額が表示されており、思わず天を仰いでしまった。内訳を見ると「往診」の項目が全体点数の半分を占めていたので、やはり気合を入れて夜間外来まで向かうべきだったか……?と思ってしまったが、過ぎたことを悔やんでも仕方がない。
5日後に抜糸も控えているが、まだ保険証が届かないので一度10割を立て替える必要がある。

3月4月と就職関係の出費が嵩んだところに、更なる出費が加わってしまった。

宿と飛行機だけおさえてある北海道遠征、無事に行きたいが果たして……

長々と書いてしまったが、言いたいことはこれだけ。
読者各位も、どうか刃物の取り扱いにはお気をつけて!

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