最近あなたの暮らしはどう?
title:「最近あなたの暮らしはどう?」THE NOVEMBERS
詳しい話は避けますが私は幼い頃に両親が離婚し、母と母方の祖母から精神的肉体的虐待を受けていました。今は別に暮らしていますが、今回身の危険を感じる出来事があったので、その対応の1つ「住民票基本台帳における支援措置」を実施したので、その経験をnoteに残します。
「住民票基本台帳における支援措置」とは配偶者からの暴力(DV)、ストーカー行為等、児童虐待及びこれらに準ずる行為の被害者の方は、申出によって、住民票の写し等の交付等を制限できるというものです。
自治体によって異なりますが、市役所に行き「申出書」をもらい、相談機関(警察など)に意見をもらって、再度市役所に提出します。
今回その手続きを行うにあたり、まあまあめんどくさかったので、その怒りと悲しみを込めて書いているわけです。
①申出書は窓口でしかもらえない。
役所に「ネットで本印刷できないんでしょうか?」って聞いた時、「対面じゃないと話が聞けないので~」って言われましたが、普通に申出書をくださいって言ったらくれました。精神的にしんどい時は外出がすごく大変なので、印刷させてほしいです。
②相談機関が曖昧。
私の場合は相談機関として、警察や女性相談センターを紹介されました。
(経緯が不要な人は※から読んでください。)
それも最初からそこだったのではなく、市役所から福祉センターを紹介され、福祉センターに連絡すると「なぜうちに?」という様子で市役所に再度確認。
男女協働参画室 or 警察へと
男女協働参画室は基本的にはDVなのですが、親子間の暴力も「家庭内暴力」にあたるのかなと思い連絡してみましたが、やはり配偶者からの暴力のみとのこと。結局県の女性相談センターに相談することとなりました。(最初から紹介してほしさ)
※女性相談センターは予約が必要ですので、事前に電話していくのが良いでしょう。警察は交番ではなく、生活安全課に行かなければ記入してもらえません。
(こんなのどこにも書いてないし説明されてなかったら、予約せずに行っちゃうし、交番で聞いてしまう。私もそう。各所で断られ続け、無力感と悲しみ、不安で泣き続け、よりそいホットラインにお世話になりました。くそう。)
支援措置しようとする人は急いでいる人が多いと思いますが、すんなり終わりません。仕事しながらならなおさら。なので、各所に電話しまくって聞くしかない。毎回毎回いろんな人に自分のつらかった話や悲しかった話をするのは、精神的にすごく負担。何度も電話しても何も変わらないのだという長年の学習性無力感が湧き、諦めそうになります。
③住民票閲覧制限は一年更新で毎回書類出さなければいけない。
そんな一年そこらで関係性なんて改善されないので、取り下げるまで制限してほしいです。
またこの制度は永久的なものではなく、現状数年相手に動きがなければ不要という判断になってしまうそうです。
④コンビニなどでの発行ができなくなる。
被害者側が不便を強いられるのはいかがなものか。向こうが引っ越しとかしてくれませんかね。
あとは市役所に出すだけですがすんなり済むことを願います。
※申出時の持ち物書き忘れました※
申出書、印鑑、身分証明できるもの、切手&封筒(その場で書いてもらえるわけではないので、取りに行くか送ってもらうかが必要です。)
以上、私は働きながら手続きするのに2週間程度かかっています。
登録型本人通知制度という、本人以外が住民票を交付した時に通知される制度もあります。(交付してるじゃん!!!!!!ってなりました。過去の交付についても追跡はできません。なので今回私はしていません。)
本人以外が住民票をそもそも直系なら住民票や戸籍が閲覧できるとかではなく、委任状必須にしてほしいなと思います。
虐待を受けていた当時は虐待に気が付けなかった。親が老いたとしても私の恐怖は無くならないのだろう。最近はほとんど眠れず、家や職場に襲撃される夢を見る。
成人の親子関係においては法的に守ってくれるものはなく、成人してしまえば何か起こらない限り「社会的弱者」とは認めてもらいにくい。
児童と呼ばれる時でさえ、「親なのだから」という言葉は何度も聞いた。
何かセンセーショナルな出来事がないとダメですか?
世間は動きませんか?
当事者は、どうしたらいいんだろう。
これ以上、何ができるんだろう。