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【修行旅】星の巡礼道カミーノ ポルトガルの道①
きっかけ
2017年9月、初めてカミーノに行った。
カミーノは星の巡礼道と呼ばれる道を歩いて、キリスト教の三大巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステラを目指すというものだ。
僕はもともと歩くことが好きだったのだが、『星の旅人たち』(英題:THE WAY)という映画を観たことがきっかけで、思い立って行くことにした。
スマホを持ってからというものの、下を向いて歩くことが多くなって、景色を見ながら歩くことも少なくなった気がする。ご多分に漏れず自分もそうだ。多分これからの時代はもっともっとそうなっていく。
だからこそ、景色を観て、自分の脳みそを回転させて、自分の頭で思考する時間が必要だと思う。
そんな修行期間のような時間を、日記にまとめていたので、整理も兼ねて電子化して記録しておきたい。今更だけど。笑
9月9日 東京〜アムステルダム〜ポルト
5:00に起きて、6:00のバスで成田空港国際線ターミナルに向かった。
10:30のKLM航空で、アムステルダムに向かい、トランジットしてポルトガルのポルトへ向かう。
飛行機のなかは地味に好きだ。機内食を不味いという人が結構いるが、僕は下が貧乏なのか、結構好きだ。それに音楽も聞けて、映画も新しいものが見れる。外を見るとワクワクするし、周りの人がどういう目的で乗ってるのかな〜と妄想する時間も楽しい。
飛行機の中では『LA LA LAND』、『チア☆ダン』などを観たが、その感想は脱線しすぎてしまうので、また別の記事にしたいと思う。
アムステルダムではトランジットが5時間あった。しかし、都心に行って戻ってきて、さらにチェックインなども含めるとどうやら観光は1.5時間しかできないらしい。
というわけで早速、9€程の往復特急券を買ってアムステルダム・セントラルへ。
駅舎がレンガ造りでデザインがとても美しいと聞いていたので期待して行ったが、工事中だった…。残念。
昔フランスに住んでいたことがあるのだが、パリとも東京ともアムステルダムの文化は違った。圧倒的自転車社会である。めちゃくちゃ太い自転車用のレーン、そしてトラム用のレーンがある。自転車に関してはロンドン以上だったと思う。
カラフルな町並みと運河が美しく、原色だらけの街でも、建築や街の作り方一つでこうも変わるのかと驚いた。
東京は特にビジネスをする場所が都心のど真ん中にあるために、高層の建物が多く、風情を感じるのが難しい。ある意味で東京の先進性を示すいいところではあるが、ある意味ではまちづくりの伝統性の希薄さはこういうところに現れていると思った。
ちなみに川岸に車が斜めに連続で駐車してある風景は、大陸ヨーロッパの国でよく見た光景であり、なつかしさを感じた。
時間もないので、アンネ・フランクの家だけチラッと観て、観光そこそこにスキポール空港へ戻った。
スキポールからポルトの空港へ向かった2時間は、時差の関係で眠すぎて食事以外ほとんど記憶がない。
なんとかたどり着いたユースホステルの同部屋でバックパッカーをしている日本人に出会った。
数年働いて、数年バックパッカーをして、というのを繰り返しているらしい。いろんな生き方があるな、と感じた。