クセになってる

「オルレアンの乙女はいませんか?
この教室に、ジャンヌダルクはいませんか?」
ジャンヌダルクは
14から15世紀に起きたフランスとイギリスとの百年戦争で
フランスを勝利に導いたといわれる国民的ヒロイン
その出身地からオルレアンの乙女と呼ばれたらしく
で、このセリフなんですが
ボクの中学のころの担任が授業中生徒に質問し
誰も答えられず手が上がらないと決まって持ち出してくるフレーズで
何度も聞かされたのでいい加減うっとうしくて
おそらくご本人は気にすることもなく
自然と口をついて出ていただけなのでしょうけど
ちなみにこの先生、担当は日本史でした
もう一度繰り返します
優しくゆっくりと語りかけるように発するのです
「オルレアンの乙女はいませんか?
この教室に、ジャンヌダルクはいませんか?」

映画やドラマの中で銀行強盗なんかの犯人が車で逃げる際
交通ルール順守の立場から
シートベルトをしなければならないという話を聞いたことがある
「急いで逃げる悪いヤツがそんなことするわけないだろッ」と
たけしさんだったかが突っ込んでましたがボクも同感です
でも逆に、実際に犯罪を犯して逃げる人間が
幼いころからテレビで見ていた刷り込みで
当たり前のようにシートベルトをするとしたら
あながちドラマも世の中のお役にたってるんじゃないかと

自分自身のクセとなるとなかなか気づかないもので
朝仕事に出る時から何かないかとチェックしてたらいきなりあった
ワンルームの部屋を出て鍵を閉め
そのままエレベーターまで行きボタンを押す
このボタン、鍵の先で押してました
まだコロナの行動パターンが残ってたなんて

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