どんな色?
アメリカ映画を見ていて「全部アメリカ人だなー」と思うことがある
もちろんアメリカ人はアメリカ人でいいのだけど
たとえばアニメに出てくる動物とか
宇宙人、モンスター、妖精、天使なんかも
フレンドリーで自己主張がはっきりしていてポジティブで
いかにもってタイプのアメリカ人キャラに描かれている
親しみやすさは必要だがどうもあざとく感じてしまって
もちろん自分も反省するところが多い
創作なので絶対ウソは必要だしそれをどうつくかということで
たとえば「クレヨンしんちゃん」でも
しんちゃんがおねえさんをナンパしたりするが
実際には5歳の男の子がまああり得ないしだからこそいやらしくない
お尻を出したり下品な行動もバカバカしさに特化され
年齢を利用して女性にも受け入れられるキャラに設定されている
もうひとつ気になってるのが
『ちびまる子ちゃん』に出てくる親友のたまちゃんで
やさしくていつもまる子の気持ちを考え
愚痴を聞いたり励ましたりしてくれる
これだけ性格のいい子はまずいない
じゃあたまちゃんは想像上の人物かとなるとこれは逆にモデルがいると思う
このキャラで実在する人間がいなければ
あまりにウソっぽくて作者は書けないはずだ
「アダルトビデオ見てていつも思うのが
キャラチェンジできないかなって」
と、いままでの話の流れからずいぶん離れるようですが
学生のころバイト先に40くらいのおじさんがいて休憩時間に
彼が真っすぐな目でボクを見てこんな話をし出した
「ダレのキャラ変えるんです?」
「AV男優と自分」
「?」
「つまり、あらかじめ自分のキャラを登録しておいて
好きなビデオがあったらそこに出てる男優の代わりに入れるんだ
これで自分が出てるビデオがいつでも見れるわけッ」
AVの話をこれほど真剣にされたのは後にも先にもない
内容もユニークだったが何よりこの人の大マジメなキャラに驚かされた
実はこのおじさんこそ
あの、村西とおる監督でありまして………
すいません、真っ赤なウソです
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