【旅行:2】広島旅行_リベンジ編
2024年4月17日
前回スカイレールに乗れなかったリベンジとして広島に行きました。
水曜日に有給休暇を取って、火曜日の退勤後に新幹線で広島に向かうちょっぴりエクストリーム旅行です。
あんまり計画は立てずに行きました。
広島到着
広島行きの最終新幹線に乗って広島に向かいます。
夕飯を食べていないので、駅で買いました。
いろんな具材が入っている、いわゆるな「お弁当」はあまり得意でないので寿司を買いました。
夜間なので景色はほとんど見ずに、ネットサーフィンしていたらあっという間に着きました。
一度行ったことある場所だとグッと近く感じます。
前回とは違う東横インを予約したので、電停とは反対側の北口へ。
この時点で0時を回っていました。
とりあえず朝乗る電車と、その先の接続の都合だけ調べておいたので、チェックインを済ませてすぐ寝ます。
スカイレール乗車
例によって山陽本線に乗って瀬野駅に向かいます。
駅に近づくと、相変わらず立派なレールが見えてきます。
今回は調べたから大丈夫なはずですが、やはり心配になります。
そんな不安をよそに問題なく切符を購入し、改札を通りました。
切符はQRコード式で、かざすだけで通れます。
ホームへの階段を登ろうとすると、後ろから作業員のような人が走ってきました。
どうやらもう発車するようです。
狭いゴンドラに走ってきた作業員と一緒に乗り込みます。
乗るだけで結構揺れる乗り物だなということが分かりました。
すぐにドアが閉まり、発車。
想像以上に前後に激しく揺さぶられながらホームを出ます。
加速にはリニアモーターが使われているそうです。
十分に加速すると、ロープを掴んでロープ駆動となります。
乗っている間は、作業員の人と一緒なので若干の気まずさを感じつつ、手元で動画を回してひたすら外を眺めていました。
瀬野駅があっという間に低く遠くなっていく様は、山岳ロープウェイのそれです。
山岳ロープウェイと違うのは、経路が住宅街の真上ということです。
スカイレールサービスとともに開発された。レールに沿って整備街並みは、スカイレールサービスが廃止になってしまうのが勿体無いと感じるほどに綺麗です。
夢中で景色を眺めていると、あっという間に唯一の途中駅であるみどり中街駅に着きます。
当然のように乗降はなく、また激しく揺さぶられながら加速します。
みどり中街駅からみどり中央駅にかけては、住宅街の上ではなく道路の脇を走行します。
みどり中央駅に入る前の急カーブしながら急勾配を登る様は、遊園地のアトラクションのようです。
レールの形も見応えあります。
みどり口駅から5分と少々で終点のみどり中央駅に着きます。
みどり中央駅の周りは、廃止になるのが勿体無いほど綺麗に整備されています。
一帯には蜂のような大きな虫があちこちに飛んでいたのでゆっくりは見られず、逃げるように去ります。
帰りは徒歩で山を降ります。
当然ですが、途中でゴンドラが走ってきます。
貴重なので動画に収めておきます。
レール沿いに下っていくと、本当に住宅地のど真ん中を突っ切っていることがわかります。
瀬野八を抜けて尾道へ
瀬野駅まで降りてきました。
この旅行の目的は済んでしまいました。
マップを見ると、尾道が近いようなので行ってみます。
山陽本線に乗って瀬野八を越えます。
瀬野八は瀬野駅と八本松駅の間の総称で、高低差が200メートルほどあり、急勾配で古くから難所になっていました。
随分と山登りをした感覚のあったスカイレールの高低差が160メートルほどなので、それを超える高低差です。
これを1駅の間だけで登ります。
そのため、駅間は非常に長く、10.6キロあります。
山手線外回りだったら品川から新宿まで行けちゃいます。
そんな長い距離、急カーブ、急勾配という鉄道にとっては厳しい条件揃いの瀬野八を抜けます。
瀬野八の存在は知っていましたが、自分が瀬野八に居るとは思わず、やたら駅間が長いので調べたら瀬野八に居ることがわかりました。
白市駅で糸崎行きに乗り換え、3月に見た広島空港大橋を潜り、三原城址がめり込んでいる三原駅を過ぎ、糸崎駅で岡山行きに乗り換えます。
山陽本線というひとつの路線でも、系統がブツブツ切れています。
尾道
名前は知っていましたが、何があるかは全然知りませんでした。
とりあえず商店街を歩いてみます。
ラーメン屋さんがやたらとあるのが目につきました。
あとで知りましたが、尾道ラーメンはそれなりに有名だそうです。
ロープウェイがあるらしいので乗ってみます。
チケットを買って、エレベーターで乗り場まで行って、チケットを見せるというちょっと独特なスタイルでした。
年度はじめの平日だというのに、それなりに混んでいました。
千光寺公園に登るためのロープウェイだそうで、山の斜面に建つお寺とその仲間たちを見下ろしながら登っていきます。
山頂駅に着くと、コンクリート製の独特な展望台があります。
学校の行事で来ているのか、制服姿の人がたくさんいました。
海のすぐそばの山なので、当然景色は良いです。
晴れていて近くを通るなら寄って見ていく価値があります。
商店街のアーケードが見えたり、蛇行しながら岡山へ向かう山陽本線が見えます。
順路と書かれた方に進むと、見下ろしてきたお寺に着きます。
平安時代からあるそうですが、思ったより人がたくさんいて見学は断念。
まだ奥がありそうなので階段を下っていきます。
ロープウェイは往復分の切符を買っていましたが、階段を下りていたらいつの間にか下まで着きました。
そろそろ出発したほうが良いと直感が言っていたので、駅に戻ります。
5分ほどで電車が来ました。
京都へ
この後どうしようか決めていなかったので、とりあえず岡山方面の電車に揺られながら考えます。
ふと北陸新幹線の敦賀駅が開業したことを思い出し、敦賀経由で関東に帰ってみることにしました。
ということで大阪か京都を目指します。
調べてみると福山駅からちょうど新幹線に乗れるようだったので、スマートEXでチケットを買い、乗り換え。
岡山駅でさくら号からのぞみ号に新幹線を乗り継ぐという初めての経験をしつつ京都駅へ。
平日だというのに、連休かと錯覚するほどの人がいました。
京都に着いた時にはすでに14時前だったので、昼食をとります。
その前に、敦賀に向かうサンダーバードのチケットを取っておきます。
JR西日本のチケット都合をよく理解しておらず、チケットレス乗車のやり方が見当たらなかったので、券売機に並びます。
e5489などは知っていますが、チケットレスってできるんでしょうか。
券売機の操作に慣れない人も多く並んでいたので、思ったよりも時間がかかりましたが、なんとか買えました。
昼食は「たか松」というつけ麺屋さんに入りました。
蕎麦みたいな麺でなんだか独特でした。
食べ終わった時点でサンダーバードの発車まで15分ほど、レストラン街から屋上に上がって、京都駅伊勢丹名物?の一直線のエスカレーターを利用します。
ほどほどにホームへ向かいます。
こちらも京都駅名物?の0番線から発車するそうで、指定された場所で待ちます。
敦賀へ
乗車すると、指定席なのに自分の座席に人が座っていておいおいと思うも、すぐに退いてくれました。
サンダーバードには一度乗ったことがあるので、なんとなく見たことある景色を見たり、聞いたことある車内放送を聞いていたら敦賀につきました。
新幹線ホームの下の、新しくできた在来線ホームに到着です。
従来のホームを見下ろす高い位置ですが、エスカレーターを上がってホームから出ます。
上がった先は新幹線の改札と直結していました。
まだ時間があるので、ちょっと駅構内をうろうろしてみます。
敦賀駅は前回サンダーバードに乗った時にも降りています。
その時はまだ工事中だった新幹線ホームが完成しています。
ここに通路ができるんだろうな、と思っていた場所に通路ができていて、動く歩道まで整備されていました。
前回利用した在来線ホームに来ました。
なんとなくですが、敦賀って鉄道では北陸と近畿の境界のような気がしています。
東日本で言うところの熱海のような感覚でしょうか。
そんな境界として、交通の要衝として普通、特急、貨物列車をバリバリ捌いていた在来線ホームも、今では静かでなんだか寂しいような気がします。
グランクラス初体験
時は少し戻ってサンダーバードの車内で、北陸新幹線のチケットを探します。
敦賀について30分後ぐらいに発車するかがやき号があったので、そのチケットをとります。
ふと目についたグランクラスの文字。
敦賀からだと乗車時間も長いし、自分の他に2名しか予約してなくて空いてるし、グランクラスがどんなもんなのかなんとなく気になるし……
などと考えていたらグランクラスに乗りたくなったので、買ってみます。
グリーン車すら乗ったことがなかったなかで、いきなりグランクラスなんか乗って大丈夫かなと思いつつ、どんなサービスがあるのか調べてみます。
飲み物と軽食、さらに軽いお土産まで付くそう。
シートは電動リクライニングで、シートピッチも十分あるそう。
調べただけで緊張してきてしまいます。
京都駅でICで入場していたので、一旦出場して新幹線の改札から再び入場します。
これ地味に不便ですね。まあそもそも京都から関東に向かうなら東海道新幹線を使ってねという話かもしれませんが。
新幹線のホームに上がると、すでに乗車予定の車両が待機していました。
この敦賀駅は暫定の終着駅です。
ホームの終端から見てみると延伸する気満々の線路がありました。
さあ、12号車のグランクラスに乗り込みます。
心の中で失礼しますと唱えながら自動ドアを潜ります。
入るとまだ誰も乗っていませんでした。
壁や床に暗い色を使って高級感を演出しています。
荷物置きには飛行機のように蓋が付いています。
3×6の18席。つまりこの車両の定員は18名です。
シートはバックシェル式なので、後席のことを気にせずリクライニングができます。
そもそもシートピッチが広いので、普通の座席でもあんまり気にならないかもしれません。
後ろに人が乗っている時にはリクライニングできない自分のような人も安心です。
シートピッチが広いので、テーブルはアームレストから引き出して使います。
二つ折りのテーブルが入っていましたが、使い方がパッとは分かりにくいものでした。
リクライニングは電動で、右手側に操作パネルがあります。
背もたれ、座面、レッグレスト、手動ですが枕まで動かせます。せっかくなのでフル活用しました。
発車すると、専属のアテンダントがニコニコしながらお土産を手渡してくれて、軽食や飲み物について聞いてきます。
よく分からないまま洋食とウーロン茶を頼むと、ニコニコしながらすぐに持ってきてくれました。ありがたい限りです。
自分のような人間はこういう時に人の気持ちを考えてしまってダメです。
食べましたが、何がどう調理されて、なんていう料理なのか分かりませんでした。
パンフレットに書いてありましたが、やっぱり分かりませんでした。
とにかくなんか美味しい食べ物であることは間違いなさそうです。
これがサービスを金で買うということか、と噛み締めて思う存分にのんびりしていたら首都圏に入り、車両から降ります。
これに慣れちゃいかんなと戒めながら帰宅して無事にリベンジ旅行は終わりました。
一ヶ所に留まらず、移動していろんなところをつまみ食いしながらする旅行も悪くないなと思える旅行でした。
広島の街が気に入ったので、駅の再開発が終わったらまた行きたいと思います。