5か月間鬱病に気づけなかった私が皆様に伝えたいこと
鬱病の症状が始まって5か月間気づけなかった、気づかなかった私が皆様に伝えたいことをまとめました。
診断が遅くなった私は鬱病を患いはや4年。長期に続いています。
どうぞ皆様これだけは読んでいってください。
①自分は鬱病にかからないと思わない
私がまさか鬱病なんてなるわけがない。順風満帆に生きていたわたしにとって関係のないものだと思っていました。テレビや本でみかけるたびに「へーなんだか大変そう」としか思っていませんでした。
しかし今回のことで知っていてほしいのは鬱病は誰でもなる病気だということ。
どんなに順調にことが進んでいてもふとした時に鬱病はやってきます。注意してほしいのは自分でも理由が良く分からない場合もあること。
自分では満足していても脳や体はもしかしたらついて行っていないのかもしれません。
この病気になり同じ鬱病患者さんとお話することが沢山ありました。
仕事が忙しすぎた、上司からのあたりが強かったという人。家庭も順調で仕事も楽しくやっていた人や沢山のイベントに参加して自分としては充実していたと語る人など理由が明確な人から分からなかった人まで様々でした。風貌もイケイケの人から普通のサラリーマン風の人まで。
誰がいつ鬱病を発症してもおかしくはないのです。
②体調不良が続いたら疑う
体調が悪くなることは良くあることです。ただそれが病院に行って薬をもらい処置をしているのに治らない、特にこれと言った病気でもないのに2週間以上体調不良が続く場合、疑いましょう。
原因があればなおのこと、原因が思い当たらなくてもその時ははやめに受診をしましょう。
初期段階なら抗うつ剤を飲まずに治療することも可能です。
まず産業医やかかりつけ医に相談するのも良いでしょう。
ただ気を付けてほしいのは誰にでも相談すればよいのではないということ。人によっては鬱病の理解が完全にできていない人もいるので、その人に相談すれば「気のせい、ちょっとつかれているだけ」など言われることがあります。そうなると、そうかな・・・と思い病院での診察が遅れる場合があります。
③精神科は怖くない、恥ずかしくない!早めに病院へ
精神科は怖いところ、恥ずかしいところだと思っている人はいまだに多いのではないかなと感じます。
けれどそんなことはありません。
私は総合病院の精神科を受診していますが、他の科と変わりはありません。時々つらいのか寝ていたりする患者さんもいますが、これは他の科でも同じでしょう。
精神科に行くことよりもつらいのは
行かずに鬱病が悪化すること
これは間違いないです。
この後少々病院での診察について書く予定ですが、最初からすごい量の薬を飲まされたり精神病院に入れられたりするわけではありません。
きちんと話を聞いてくれますし、治療法についてもしっかり説明してもらえます。
精神科に一回いってみたからと言って、何があるわけでもありませんし他人にはわかりません。
いいのです。鬱病かもと精神科に行ったら睡眠不足が原因だったとしても。
「心配しすぎて精神科に行ったらただの睡眠不足だったみたい。」と笑い話にすれば。鬱病かなという不安が消える。万々歳じゃないですか。
どの病気でも共通することですが発見が遅れるほど恐ろしいことはありません。
コロナが蔓延する中病院にいくのはちょっと・・・緊急性はないし、と思うかもしれません。ただ何度も言いますが早めに気づくことはとても重要です。鬱病になれば長期戦。再発とも戦わなければなりません。今は病院も感染対策にとても気を使っています。どうぞ我慢しすぎないでください。
この判断が人生の分かれ道になるかもしれません。
つらい思いをする人が一人でもいなくなりますように。