え?日本人なのに英語話せるの?
【フィリピン・マニラ滞在記】
初めて話した時に、台湾人にそう言われました。悲しきかな。
日本人の英語力に対する認識はそんなもんです。
【台湾人の友達ができた】
とあるモールで待ち合わせ。
最近できた台湾人の友達。24歳の元気な女の子である。彼女は、駐在という立場で現地採用の僕とは違うけれど、台湾の人がどういう気持ちでここフィリピンで働いているのか気になったので、色々と話を聞いてみた。
さて、話を聞いた場所というのは、台湾でも有名な、鼎泰豊(ディンタイフォン)だ。やはりうまい。台湾の人のおすすめなだけある。うまいご飯を食べながら、色々と話を聞いていく。
かぬーと同じ時期にフィリピンにやってきて、ようやく5ヶ月くらい経過したらしい。よくよく話を聞いてみると、まだ働き始めて7ヶ月ほどらしい。(なに?まだ小娘じゃないか。若いっていいなと思った26歳のかぬー。)
どうやら、有名なガジェットの会社で働いているようで、携帯とパソコンは何か聞かれた。携帯は彼女が働いている会社のメーカーだったことで、少しご機嫌を取れた(笑)
【なんで僕らは英語を話そうとしないの?】
■どうやって英語勉強したの?
と聞いたら、全然話せないよと返ってきた。そして、かぬーは日本人なのによく話すねと言われた。日本人の英語力に対する海外の人の認識は正直だいたいこんな感じだ。かぬーが話すレベルですら、日本人にしては英語うまいねと言われる。日本人の英語力の低さが良くわかるでしょう。
彼女の場合は、日本に旅行した時に日本人は本当に英語が話せないということに気がついたらしい。
発音は、まさに中国語の発音なのだけれど、これがもうよく話す。マシンガントークとはこのことかと思うくらいです。(しかし、これを中国語というとはっきりと違うと怒られます。かなり中国が嫌いなようです。政治的に対立関係にあるとはいえ、ここまであからさまだとこちらも反応に困りました。)
でも、こっちも理解はできる。このくらい話せれたらいいなーとは思う。電子機器メーカーに勤めているので、販売代理店が入っているモールによく行くそうだ。一度それに同行させてもらったのだが、現地のフィリピン人ともガンガン英語で話している。
思ったことはガンガン口に出すので、お客さんがいるところで、販売代理店の店員に「ほら、お客さんに勧めて!早く早く」とか平気でガンガン言う。
もうこれがビビるくらいに。
実は、働き始めてまだ7ヶ月くらいという新卒だが、これが1年もしないうちに、アジア各国の展示会を転々とするらしい。フィリピンには駐在で来ているけれども、そういう形でガンガンアジアに出て行くのだなと思った。
日本人の若者よ。これが東南アジアの現実だ。同じような世代でもガンガンとチャンスを与えられて、ガンガンと外に出て行く。キャリアとして羨ましいくらいの経験を積んでいると思う。
【そして、僕らは海外に出て行く】
台湾人も例外でなく、海外拠点で働くことが当たり前になってきている。実際に目の当たりにしたことで、現実を知った。これが台湾人20代の現実なのだ。仕事としては、かなり大変そうなのだが、とてもよい経験をしている。
フィリピン人の販売員に対して、実際に売ってくれ!と交渉したり、市場の調査をしたりと。
かぬーの身近なところは、海外に出て行く人は珍しくないけれど、地元に帰るとかぬーは浮いている存在だ。ますます海外に出て行く同世代(東南アジアの若者)が多い中で、僕らも外で戦う必要があるなと思った。
そして、これからも確実に多くのアジア人が海外に出て行くだろう。日本人に限らず。
【かぬーの思ったこと】
正直に言って、今のレベルでも日常の意思疎通にそこまで困らないのだとわかった。お互いが第二言語であっても、なんとか意思疎通が図れる。まずはこのレベルに到達することが重要だろう。そして、交渉の場でガンガン使えるようにしたい。
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