レゴブロック遊び「解決!ファクトリー&ハウスコンテスト」
はじめに
今回のコンテストでは「課題解決」と「自ら問いをたてる」ことを目標に、レゴブロックを使って「困りごとの解決」をテーマにして取り組みました。
子ども達からのリクエストをきっかけに、「お家」や「工場」を作ることにしました。
さらに、それらの家や工場にある課題や障害を「困りごと」として捉えて、それを解決するアイディアを必ず作品に取り入れてもらうことにしました。
コンテストの概要とルール
コンテストの概要
レゴSPIKEを使って困りごとを解決する工場や家をつくりました。
期間:2024年1月~2024年3月初旬
コンテストのルール
レゴSPIKE、通常のレゴブロックを使用して以下の条件を満たした作品を動画で撮影すること。
レゴブロックを使った「工場」または「家」を作ること
レゴSPIKEを使った「プログラミング」を使用すること
参加者は「ファクトリー(工場)部門」「ハウス(家)部門」のいずれかにエントリーすること
複数人でのエントリーもOK(1チーム3人まで)
作品が完成したら作品のタイトル、困りごと(解決した課題や障害)、解決のポイント(工夫した点や作品の背景・物語等)
審査はブライトチャイルドのスタッフや関係者が行う
それではここからはコンテストに参加した子ども達の作品を紹介します。個性あふれる作品をお楽しみください!
ファクトリー(工場)部門
#1 宝物を獲られないようにしている工場
▼困りごと
泥棒が宝物を獲ろうとしてる。(工場の人が困ってる)
▼解決のポイント
カメラで泥棒は×(ばつ)、工場の人は〇(まる)になったら入れる仕組み。宝石を盗んだ泥棒の服の色で音が鳴り、工場の人が音に気が付いて、泥棒を捕まえた。
#2 マジックハンド
▼困りごと
人手不足の工場が機械がなくて、大量生産できずにこまっている。
▼解決のポイント
マジックハンドには、なぜか横に動くので、ある場所でつかみ、ある場所で落とすことが出来る機械です。しかも安いから、大量生産できるようになった。このように動かすには、しこうさくごしました。2台のモーターで、同じ回転の向きでやるとパワー不足になり、考えた結果左のモーターは、時計回りに回す。右のモーターは反時計回りに回すと、このような動きになりました。
#3 すぎはぎ工場のふしぎな子。
▼困りごと
お金が無くておもちゃが買えない子どもたち(が、困っている)
▼解決のポイント
おもちゃを0円で売っているお店。まずお金がなくて困ってる人が買って、会議をしてつくってる作業をしている姿を撮っています。
#4 こま工場
▼困りごと
こまの円盤を軸にはめるのが大変で困っている。
▼解決のポイント
自動で軸に円盤を取り付ける。円盤を取り付けた軸ではない軸が回って出てくる。
ハウス(家)部門
#5 犬に憧れてた女の子
▼困りごと
ある女の子が、犬がほしくてもお金が足りなかったので、困っていた。
▼解決のポイント
いとこが生まれて3か月の犬をペットショップで買ってくれた。その子犬がきた日のようすをレゴでつくりました。
#6 クルマイスハウス
▼困りごと
犬が欲しかったけど犬がかえないことに困っていた。しかもクルマイスで階段を降りられなくて困っている。さらにハンモックをつけられなくて困っていた。
▼解決のポイント
クルマイスで降りられる階段を作って困りごとを解決した。ハンモックをとりつけてあげて解決した。クルマイスのドアをつくって解決した。すると、とても綺麗なおうちだったから、犬がきてくれた。
#7 ざりがめざあざあ
▼困りごと
屋根がなくて困っている人を助けに来た、甲羅が雨を吹き飛ばせるざりがにです!
▼解決のポイント
困りごとに書いてある通り、ざりがめの甲羅がぱかっと雨を吹き飛ばして甲羅が雨よけになる。ざりがめざあざあです!
#8 門番のいる家
▼困りごと
家のうしろにあるコインの山を狙われている。
▼解決のポイント
家の入口にたつ門番が侵入者を攻撃して追い払います。
今回エントリーした作品は以上です!
ご覧いただきありがとうございました。
さいごに
今回は「問い」や「課題」を子ども達が自由に設定し、それに対する解決策をレゴで表現してもらおうと考えていました。
ところが、いざ作品を作ってみてもらうと、「問い」や「課題」よりも先に、作りたい作品(工場や家)を自由につくり、そこから「課題」を探すように考える子もいました。
私からの説明不足もあったかと思い、それは反省しつつ。一方で、子ども達が「作りたい」と思って作った作品はどれも魅力的で、結果として誰かの「困りごと」を解決することが出来ていたのでとても感心しました。
今回も素敵な作品が集まったコンテストとなりました。また次のコンテストも皆で楽しみたいと思います!