【傲慢と善良】相手を見て、ピンとこない、の正体って?
傲慢と善良
辻村深月
恋愛対象の人を見る時に
「なんかピンとこない…」
みたいな会話は往々にしてあるものだと思います
この「ピンとこない」の正体とはなんなのか?
以下本書より抜粋です
「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です」
「値段、という言い方が悪ければ、点数と言い換えてもいいかもしれません。その人が無意識に自分はいくら、何点とつけた点数に見合う相手が来なければ、人は、“ピンとこない“と言います。ー私の価値はこんなに低くない。もっと高い相手でなければ、私の値段と釣り合わない」
「ささやかな幸せを望むだけ、と言いながら、皆さん、ご自分につけていらっしゃる値段は相当お高いですよ。ピンとくる、こないの感覚は、相手を鏡のようにして見る、皆さんご自身の自己評価額なんです」
結局は相手に下した評価、それは私自身の評価するとなる
たぶん多くの人たちは、自分の値段をうんと高く設定して、その値段に釣り合わないから
「私の相手にすりような人ではない」
と判断してしまうのでしょう
でも、その私の値段って正当な値段なのかしら?
例えば、メルカリで設定した私のワンピース
このくらいはいけるでしょ?
と強気設定しても誰も買わない
その設定金額おかしいでしょ?
だれも買わないでしょ?
と周りからは呆れられている
という状態なのかもしれません
恋愛、結婚、友人、家族
自己愛、他者からの評価、自信のなさ
とかとかとか
まるで私のこと言っていますか⁉︎
なんで私の心を見透かすているんですか⁉︎
なんて思ってしまう箇所も多々あり、
これまで私の選択してきたことって傲慢だったのかもしれない
痛い、痛い…
と思いながら読みました
発売当時から話題になっていたのは知っていて、でも婚活がベースになっているって、なんか今の私にはあまり関わりたくない話題だし…
と避けていましたが、読んでしまいました
しかも年始に!
今年はどうやって過ごそうか
と、ちょっと考えてしまう一冊です
でも、私の評価ってなんなんでしょう?
誰かがが決めるもの?
誰かに評価してもらう必要はそもそもあるの?
それをしないと恋愛も結婚もできないの?
今後の人生のビジョンって誰でも早いうちから決めれるものなの?
そもそも決めるべきなの?
謎は深まるばかりです…
何かに迷ったら体を動かすのがいいのかもしれませんね