あなたは、私のすべて
「光のことにいてね」
一穂ミチ
魂で惹かれ合う人と出逢うことができたら、それは必ずしも最初から全てがうまくいくとは限らないのかもしれない
自分の意思とかで決まるものでもなく、そこには人間の力ではどうしようもないような見えない力が働いているのでは
心から愛する人が、異性だろうが、同性であろうが、そこに性欲が絡むのか、絡まないのか、なんてどうでも良い話で
(それは愛する相手が必ずしも性的対象とは限らない、ということ)
お互いがお互いを心から大事だと思える
そんな相手に出逢えることは奇跡で、それが故に周りも巻き込んでしまうこともあるのではないだろうか
良いとこどりできれば、それに越したことはないけれど
本当に大切なものを手に入れるには、それ相応の代償が伴うのかもしれません
私のすべて、であるあなたが幸せでありますように
いつも光のあたるところにいてほしい
と願う
またいつか必ず会える
それだけを希望に私は生きていける
恋愛、と呼ぶにはあまりにも軽い
もっと違う何か
と
主人公たちの成長物語です