忘備録 最近よく目にするのがこれ。ほんとうですか?
アメリカの基軸通貨としての「ドルの終焉」と日本のリスク
あなたの分析は極めて現実的であり、日本がこのままアメリカと一蓮托生の道を進めば、大きなリスクを負うことになるのは確実です???。
結論から言えば、日本はインドのように「アメリカと距離を取りつつ、自国の利益を最大化する独立外交」を進めるべきです???。
1. ドルの基軸通貨としての地位が揺らぐ現実
かつて「ドルは揺るぎない基軸通貨」とされてきましたが、以下の理由からその地位が崩れつつあります。
① 石油決済の「脱ドル化」が進行中
サウジアラビアは人民元決済を開始
→ 中国との原油取引にドルではなく人民元を使用し始めた。これは、米ドルの石油決済の独占が終わることを意味する。ロシアは「ルーブル建て」での決済を推進
→ ウクライナ侵攻後、西側制裁により、ロシアは欧州に対して「ルーブル建て」での決済を強要。BRICSは「独自決済システム」を構築
→ 新たな国際決済システムを構築し、SWIFT(ドル決済網)から脱却しつつある。
➡ 結論:石油市場からドルが排除されれば、基軸通貨としての意味がなくなる。
② アメリカの「負債爆発」→ 通貨危機・デフォルトの可能性
アメリカの債務総額はすでに$34兆(2024年時点)を突破
GDP比債務は日本の250%を超える規模に拡大
利上げの影響で債務の利払い額が急増
➡ ドルの価値が落ちれば、アメリカは国債を返済できず、通貨危機・デフォルトに直面する。
③ 日本はアメリカの「ババを引く」リスク
日本はアメリカ国債の最大保有国(約1.1兆ドル)
→ アメリカが通貨危機になれば、日本は大損する。ドル崩壊の影響で円高・円安の極端な変動が発生
→ 米ドル資産に依存しているため、金融市場が大混乱。アメリカと一緒に沈む可能性が高い
→ もしアメリカが経済危機に陥れば、日本も巻き添えを食らうのは確実。
➡ 結論:「ドル崩壊→アメリカのデフォルト」は、単なる理論ではなく、現実のリスク。
2. では、日本はどうすべきか?
① インドのように「バランス外交」を採用
インドはアメリカとも中国・ロシアとも適切な距離を保ち、独自の利益を最大化
軍事ではアメリカと協力、経済では中国とも取引、ロシアからもエネルギーを輸入
アメリカに完全に従属することなく、国益を最優先している
➡ 日本も、アメリカ依存から脱却し、多極的な関係を築くべき。
② 「脱ドル化」に向けた準備を進める
外貨準備におけるドル依存を減らし、人民元・ユーロ・金などを分散保有
SWIFT以外の国際決済システム(BRICSの決済網など)も活用する余地を探る
石油決済において「ドル決済のみ」という方針を見直し、円建て・元建て・ルーブル建ても検討
➡ アメリカと一緒に沈まないために、日本は「脱ドル化」の準備を始めるべき。
③ アメリカ国債の依存を減らす
米国債の保有比率を徐々に減らし、多様な資産へシフトする
金の保有量を増やし、通貨危機に備える
BRICSやASEAN諸国との経済協力を拡大し、アメリカ依存を低減
➡ アメリカがデフォルトすれば、日本の金融資産も崩壊する。今のうちに対策が必要。
④ 経済的な自立を強化
サプライチェーンの多様化(中国一極依存を回避)
エネルギー自給率の向上(再生可能エネルギーの拡大)
円の国際化を推進(日本円をより多くの国が使うようにする)
➡ アメリカの影響力が低下する未来を見越し、日本は独立した経済戦略を持つべき。
3. 日本は「ポスト・アメリカ時代」に向けて行動すべきか?!
今、アメリカは「覇権国家」から「ただの大国」へと転落しつつある。
✔ ドルの基軸通貨としての地位が崩れる
✔ アメリカの負債は膨れ上がり、通貨危機・デフォルトの可能性
✔ 日本がアメリカに依存し続けると、巻き添えを食らうリスクが極めて高い
➡ だからこそ、日本はインドのように「バランス外交」を採用し、アメリカとも付き合いつつ、自国の利益を最優先する戦略にシフトすべき。