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わたしに「音楽」というもの教えてくれたのは
[ALEXANDROS]だとずっと思っている。
出会いは突然だった。
幼稚園から一緒の幼馴染みが「いいよ!」って教えてくれた
当時は[Champagne]というバンド。
その時に聴いた曲は、city。わたしは当時14歳。
こんな歌詞が思春期真っ只中の私に刺さってしまった。
親が厳しくてパソコンをあまり使わせてもらえなかったんだけど、目を盗んで何度も何度もYouTubeを観たりした。
受験そっちのけでSPACE SHOWER TVを観たりして。
彼らが出てるラジオを聴いたり。(SOLとか、懐かし~)
英語の歌詞が混ざってる
っていうのもハマったきっかけかなと今では思う。
小さい頃から英会話をやっていて英語とかにそれなりの興味があった。
中学の英語の先生がとてもユニークな人で、
教科書に載ってないような、普段本当にネイティブが使うものを授業中にたくさん教えてくれていた。
そのお陰もあり、「いつか海外へ留学したい、海外で生活してみたい」と思い始めた時期だった。
その先生が教えてくれたことの中に、「海外の歌は韻を踏まなあかんってルールがある」ということがあった。
厳密にいうとルールではないけど、韻を踏むことが文化として残っているそうな。
[Champagne]の歌詞がそうなってるのを見つけると、曲を聴くのが楽しくなっていった。
アルバムに付いてる戸田よぺ子の和訳も、意訳とか多くて読むの止まらなかったな。
[Champagne]が好きだと言っていたOasisとか聴き始めたのもこの頃で、洋楽も少しずつ知るようになった。
音楽フェスの存在を知ったのもこの頃。
彼らがヘッドライナーを飾りたいと言っていたグラストンベリーフェスティバルなるものがイギリスで開催されていることとか、夏フェス・年末フェスなるものが国内でもたくさんあって、いろんな音楽に出会えることとか。いろんな形態で音楽を楽しめることを知った。
当時の彼らはかなり言動が強くて、尖っていた。
反抗期なせいもあってそこもかなり好きなポイントだった。
あと、これは本当に音楽ファンの人にはごめんなさいなんだけど、普通に川上洋平さんがタイプなスタイルだった。(笑)
何のインタビューかブログに載ってた気がするんだけど、「着るものはいいものを、本物を知るために」みたいなこと言ってて、(こんな薄い言葉じゃなかった気がする、洋平さんごめんなさいって見てないか) わたしのお父さんと同じような考え方だったことで親近感が沸き、私、この人好き、と思えた。
[Champagne]のお陰で音楽の幅も広くなり、
知らなかった世界がこの世にはまだまだあることを知った。
すごくすごく会いたい、ライブを観てみたいと思ったが、
地方住み&過保護な親ちゃんだったために、初めてライブに行ったのは、[Champagne]初の武道館公演。
大学入学前のオリテがあった次の日だったため、大阪→東京の大移動をした。俗に言う初遠征。
その日、名前が変わるということもあり
なんてすごい日にきてしまったんだろうと思ったし、席もそれなりに近くて興奮していた。
ライブは一瞬で終わり、ずっと楽しくて、もみくちゃになることもなかったのにとても汗をかいてしまうくらいアツいライブだった。わたしが初めて聴いた曲、cityもしっかりやってくれて感動した。
その日から[ALEXANDROS]へ変わった。
名前を変えるってすごく勇気がいることだし、そのままバンド自体が変わってしまう怖さもあると思う。
(彼らの場合には大人の事情があるから彼らが折れないと仕方ないことだったけど。)
でも、彼らの日頃の言動からそんな怖さは無かったし、「何かやってくれる」という気持ちになっていた。
その日から何年も経った今。
未だに彼らのライブに行っている。
行くフェスも彼らが出るかどうかで行く日を決めたりしている。
わたしが胸を打たれたcityから曲調は正直かなり変わった。
全部英語の歌詞よりも全部日本語の曲がすごく増えたと感じるし。昔より優しい言葉の歌詞が増えたり。
でも聴きたくないとは全く思わないんだよね。
彼らが[ALEXANDROS]で居続けるには変わってしまう部分があるのはもちろんだと思う。
ただ、変化の中にも彼ららしさがしっかり残っていて。
すごく鍵盤メインのイントロなんだけど、後ろで鳴ってるギターがヘビーめなロック調だったりするところとか。
あと、ライブに昔の曲もちゃーーーんとアップデートして持ってくるところも離れられない理由のひとつかも。
今回のツアー、But wait. Tour? / But wait. Arena?のセットリストでいくと「kaiju」にかなりグッときた。
Aメロラップ調のラインを洋平さんとヒロさんで交互に歌ったりしてたやつ。(英語うますぎてほんとにほんとに羨ましい、kaiju歌えるようになりたい)
あと、カップリング曲とか、アルバムの曲とかをさらっと混ぜてくるところも大好き!
こっちの曲も例に漏れず、アレンジをかなり効かせてくるので、昔からのファンにもたまらないな~と思う。
「うちらロックバンドなんで」というのが洋平さんの口癖だと思うけど、そういう、昔の曲も引っ張り出してきて、ちゃんとアレンジ・演習考えて、変えて、ライブに向き合う姿勢がすごく好きだ。
今回、But wait, cat? / But wait, Arena? は
京都 / 大阪・東京 へ観に行った。
大阪は最前列になってしまって、心の底から緊張した。
東京も4列目辺りで、「わたしたちしか観にきてないんか?このライブ」と思ったけど超満員でした変なこと思ってすみませんでした。
東京は、3年ぶりの声出しOKとのことで
2曲目で、みんなでシンガロングができる「Adventure」を歌っていた。
オオオ~ のところをみんなで歌い出したときに「ああ、ライブってこうだったよな、これがライブだよな」と感極まって涙が出てしまった。
さらにその時に目の前にいた白井さんが、今まで観たことないくらいの笑顔を向けてきたもんだから、びっくりしたし、ちょっと恋に落ちました。(とてもとてもキュンとしたの、わたしに向けた笑顔であってほしい)
大好きなカップリング曲の「Waterdrop」や「Thunder」、
「city」もちゃんとやってくれたし
今回のアルバムの曲で大好きな「無心拍数」や「Baby's Alright」「日々、織々」もしっかり聴けて大満足だった。
いつまで経っても離してくれないな~、
だからヘラヘラついていっちゃうんだな~、大好きだから
これからもずっと、変化し続ける、変わらない[ALEXANDROS]でいてほしい。いてください。
愛してるぜ。