自分で自分に寄せ書きを贈ったら、「弱い自分」を卒業できた話
初めまして。天竜川ナコンと申します。
突然ですが私はつねづね、
「自分は弱い人間だ」と感じます。
先日も電車で中年男性が近寄ってきて、ワンカップ酒の中身をなぜか全て私のバッグの中へ注ぎ、途方にくれた私を見て笑っていました。
「弱い自分を、卒業したい」
というわけで過去の「弱い自分」から、現在の自分に「寄せ書き」を書いてもらい、本日、「弱い自分」を卒業することにしたのです。
こちらの寄せ書きに、
「過去の自分」からのメッセージを
書いていってもらいます。
まずは「幼少期の自分」から寄せ書きをもらいます。「幼少期の自分」なら、きっと現在の自分にこう書くはず…。
…
「弱い自分」を卒業するんだって!?
びっくりしました(笑)
昔、親戚の集まりのとき、叔父さんが大きいラジコンを持ってきてプレゼントくれるって言うから、大喜びで飛びついたけど
実はそれは「自分よりも優先順位が高い甥」のためのプレゼントで、自分へのプレゼントは「小さな車のおもちゃ」でしたよね!懐かしい!
「強い自分」に行っても、頑張ってね〜!
(幼少期の自分)
サプライズすぎる…。まさか「幼少期の自分」から寄せ書きをもらえるなんて思いもしてなかったので、本当にびっくりです。
この調子で、今度は「中学生の自分」から寄せ書きをもらいます。随分会ってないけど、書いてくれるかな〜?
…
「弱い自分」辞めちゃうんだって?寂しくなるな~!
昔、中学の頃担任から通信簿で「●●くんは人に影響されやすく、流されやすいところがあるね。」「自分をもっと、持った方がいいよ。」というコメントをもらいましたよね!今でも覚えてる(笑)
「強い自分」に行っても、体に気をつけてね。(中学生の自分)
オイオイ…!「幼少期の自分」に続いて、「中学生の自分」も書いてくれたのか…。もう涙腺やばい。サプライズが過ぎる…。
続いて、「大学生の自分」からも寄せ書きをもらうことにしました。意識を集中していきます…!
…
「弱い自分」を卒業すると聞きました!
全然気づかなかった〜(笑)
そういえば途方もない「無力感」を感じて、大学を二回留年し家で寝ていた頃、
親に「あんた人生を棒に振る気?」「お前の年齢で、子どもを持っている人もいる」と、諭され、涙を流したよね。一生の思い出です。
「強い自分」に行っても、元気でね。
(大学生の自分)
涙が溢れすぎて、うまく言葉が出てきません。
本当に素晴らしい寄せ書きをありがとう。
このほか「高校生の自分」「社会人一年目の自分」「小学校中学年の自分」「小学校高学年の自分」からも、サプライズで寄せ書きをもらいました。涙腺がいくつあっても足りません。
「今日、俺は「弱い自分」を卒業するんだ。」
いよいよ、そんな実感があります。
ついに寄せ書きが全て埋まりました。
嬉し過ぎる…。
さて、これを受け取って、
晴れて私も「弱い自分」を卒業…
卒業…
卒…?
ポロポロ(←涙が流れる音)
やっぱりこれは受け取れねえ。
受け取れや、しねえ。
弱い自分を卒業なんて、できやしねえ。
過去の自分をなかったことに、否定することなんてできやしないのです。
常に「過去の自分」の延長線上に、自分がいる。そんな当たり前のことを、どうやら私は忘れていました。
だから、この寄せ書きは、受け取れねえ。
俺は、「弱い自分」を卒業しねえ。
代わりに「弱い自分」と向き合う。
向き合い続ける、ということが
強いということなんだと、
やっと気づけました。
せっかくもらったこの寄せ書きですが、
捨てようと思います。
もう、今の私には必要ありませんから。