DMMボイスは「にじボイス」に生まれ変わります
こんにちは。Algomatic Global カンパニーCEOの原田(@1230yuji)です。Algomatic GlobalはこれまでDMM動画翻訳、DMM GAME翻訳を立ち上げ、先日新たにDMMボイスを公開したのですがアクセス過多のためにサービスを一時停止する判断をいたしました。
多くの反響にお応えするべく環境を整え、本日やっと再公開に至りましたのでご報告です。
サービスはこちら↓
そもそもなぜ停止になったの?
前回の記事でも書きましたが音声合成技術を使った素晴らしいTTS(Text To Speach)サービスができたので、ぜひ皆様に1秒でも早く触ってみてほしい!!!と思い、まずは自分の周りの人に少し触ってもらおうという意図でリリースしました。
そういう背景でしたので決済機能はおろかログイン機能もない、もはやドメインも用意していないような超簡易なクローズドβ版としてリリースしました。
しかし、予想外に反響が大きくYahooニュースにまで載ってしまうほどの反応が得られました。
これほどのトラフィックが来ることを予想していなかったのでコストも度外視に作ってしまっており「さすがにこのまま回しておくのは大変だ!」と思い、一度サービスを停止することになりました。
この2週間メンバーは睡眠時間削って開発を進めてくれました。(ありがとうございます!!!)
やっとインフラの整備やモデル側の最低限の対策を講じることができ(ユーザーさん側に見える面での新しさはそこまでないのが残念ですが)コスト削減を実現できたので一旦これでしばらく無料でも走っていけそうです!
ということで本日再公開です!!!
12月4日まで無料なので皆様ガンガン使ってください!
次の目標は12月4日に正式版をリリースすることです!!!
この日までにログイン機能と決済機能を作って、やっと有償化して安定的にサービスを運営できる状態になります。
ユーザーさんに嬉しい報告
キャラクターの数が20体から35体に!
今回のリリースは基本的にコスト削減の対応をする予定だったのですが、キャラクターの数をより充実させることができました!
70文字制限を140文字に拡大!
コストの問題から一度に生成できる文字数を70文字としていましたが、140文字に拡大しました!
テストAPIを提供開始
APIの本リリースは12月11日を予定しているのですが、早くから試してみたい!!!というお声をたくさんいただいております。
そこで本番の仕様と多少変わってしまうことをご了承いただける方に限定し、テスト版のAPIを用意しました。
以下条件
NDAを締結する
たくさん叩きすぎない
本番では利用しない(商用、非商用問わず、ただし、小さく検証する分には見なかったことにします)
こちらの問い合わせフォームからテストAPIの利用希望という旨をご連絡ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScl6tjX4VYZDb_O2q1dsylc1eWihK8wIEjv9BkUSyyMtuAu0Q/viewform
なぜ名前を「にじボイス」に変えるの?
今回β版だったため正式なサービス名称として運用していくことまでは想定しておらず、DMMグループということもあり『DMMボイス』を仮名称としてリリースしました。
新名称についてですが、DMMボイスから「にじボイス」へ変わります。
僕らのカンパニー名はAlgomatic Globalという名前なのですが「世界で勝負できる生成AIカンパニーを創る」という目標を掲げています。
そのアプローチとして賭けている未来が日本発の声を使った世界的サービスを創ることです。
DMMという看板は正直大きく認知にはつながりやすいのですが、これから僕らが目指すのはDMMさえも超える巨大な企業を創ることです。
僕らはこれから「にじボイス」として自分たち独自のブランドで世界に勝負を仕掛けます。
日本の強みはアニメ
今年の4月インドネシアに行き、日本と言えば何かをインドネシア人に聞いて回ったのですが全員口を揃えて「アニメ」だと言っていました。
N1のデータを元にすべてを語ってはいけませんが、日本の強みがアニメであるというのはわざわざ聞かなくてもわかることであり、おそらくどこの国に行っても同様の結果になると思います。
こんな馬鹿な格好をしてインドネシアの街を歩いてみたのですが、悟空、ピッコロ、ルフィを知らない人はほぼいないくらいの知名度でした。
まったく違う世界で生きてきた人から生の声として「日本と言えばアニメ」と聞くと実感を持って日本の大きな可能性を感じました。
加えて、こんなに貴重な宝があるのにまだまだ活かしきれていない!もったいない!という気持ちにもなりました。
日本はまた負けようとしている
端的に言うと日本の画像、映像、音声データが海外企業に明らかに無断で奪われています。
日本はインターネットで負けました。
そして、生成AIの世界でもまた負けようとしています。
生成AIで高い性能を出すためにはデータが重要であることは周知の事実です。
もはや技術力なんかより圧倒的にデータの方が大事です。
貴重なデータである日本のクリエイティビティが世界に奪われていることに危機感を持つべきです。
敵は壁の向こうの巨人
Appleの伝説的CM「1984」に見られるように、かつてAppleはいかがわしい海賊のような存在でした。
YouTubeは大量に違法アップロードされる動画プラットフォームであり、これも海賊のような存在でした。
どことは言いませんが、いま世界トップの生成AI企業もデータの無断学習を理由にあらゆる企業に訴訟を起こされまくりながら走り続けています。
歴史を見ると海賊として戦った人々が次の時代を作ってきたことも事実です。どんなやり方で戦ったとしても最終的に勝ったものが正義となり、負けたものはすべてを奪われました。
僕らはアメリカや中国にいまデータを奪われ、AIの世界でも負けようしています。
生成AIの戦争が始まってしばらく経ちましたがまだ序盤戦です。
世界を巻き込むこの戦争に日本は負けるわけにはいきません。
僕らは壁の内側で争ってる暇はありません。
壁の向こうにいる巨人こそが本当の敵であり、僕らは油断していると食われてしまいます。
僕らがいま考えるべきは壁の内側で仲間同士で争うことではなく、壁の向こうの巨人とどう戦うのかです。
既に一部の壁は破壊され、巨人の侵入を許してしまっています。
声のデータを守るボイスプラットフォームを創る
先ほども書いた通り、既にいくつかの壁は突破され、壁の中の仲間は食われ始めています。
でも、まだ負けていません。
いまこそ反撃のときです。
声のデータを守り、声から生まれる価値が海外に流れないようにビジネス化します。
僕らは声を求める人と声を届けたい人をつなげる音声プラットフォームを作ります。
20億円を資金調達
僕らはDMMから20億円の資金調達をしました。
痛みを伴うこの戦いに勝ちましょう!
みんなで次の時代にいきましょう!
採用について
いま全方位で採用を加速させています。
是非一度お話させてください!
前提として私のカンパニーに限り特殊な組織運営をしていまして、下記の記事を見ていただけるとカルチャーが伝わると思います。
メンバーシップ型業務委託で組織を作るプロ契約組織とは何か
能力密度の高い組織を作る
興味持って頂けた方はぜひ気軽にご連絡ください。