儲かることをやる
こんにちは。Algomatic Global カンパニーCEOの原田(@1230yuji)です。Algomatic GlobalはDMM 動画翻訳とDMM GAME翻訳を運営しています。
過去の事業立ち上げ経験で一番反省していること
一番の反省をあげるとすると「儲からないことをしてきた」ことである。
僕が社会人になったのは2014年です。
ちょうどそこらへんから流行ってきたのがミッション、ビジョン、パーパスで経営する手法です。
僕はこの意味を完全に履き違えていました。
会社は自分のためにあるのではないのに「自分の成し遂げたいこと」をベースに経営をしていました。
結論としていま考える大事なことは、お客様を第一に考えること、一緒に働く仲間を第一に考えること、株主を第一に考えること、である。
自分の成し遂げたいことはその次に考えることです。
ミッションやビジョンを持つことはもちろん大事なことです。
ただ、僕が捉えていたミッション、ビジョンはそれが自分の成し遂げたいことであり、エゴであったことが問題でした。
人は何を欲しがるべきかを他人が決めるのはおかしい
お客様を蔑ろにし、自分の持つべき論を世界に押し付けようとしていました。
体に悪いものは食べるべきではない、体に良いものを食べるべき。
悪口のような表現になってしまうが、あえて強めの表現で結局人間なんだからこう考えちゃうよね、という人類の本音を書いてみたい。
人間は酒を飲みたいし、タバコを吸いたいし、マクドナルドでビックマック・コーラ・ポテトを食べたいのです。
そして、太った体をなるべく努力しない方法で痩せる方法を探し、YouTubeを見ながら気づけば夕方になっているという最高の時間を過ごしたいのです。
過去の僕はそんなもの欲しがるべきではない!欲しがるべきものは僕が作るこれだ!!!というスタイルで経営していました。
人はこうあるべき、これを欲しがるべき、と起業家がエゴで定義した商品なんて誰も欲しくありません。
結果的に儲からない事が多いのです。
何を欲しがるべきかを考えるのではなく、人が何を欲しがっているのかを真摯に考え、忠実にそれに向き合って提供するのが商売です。
過去の僕は、社会や世界がどうあるべきかを議論し、高尚な人間になれたような気持ちになって自己満足をしていました。
そして、そんなエゴにまみれた時間を過ごしながら株主の大事なお金を溶かしてきました。
自分のエゴを無くし、お客様が欲しいものを作って喜んでもらう。
シンプルにただそれをすれば良かった。
たまにあるべきをベースに戦略や施策を考えてしまう時がある。
AIをやっていると、効率的であるべき、この仕事は人間じゃなくてAIがやるべき、とまた高尚な人間になったような気持ちになって人類の欲しがるべきものを定義しにいってしまう。
本質的にはAIで事業を作るときも同じで、目の前のお客様が何を欲しいと思っているのか、だけが大事なのです。
お客様がほしいと思うものを作れば結果的にそれは儲かります。
儲かることをやろう
自分のエゴを捨てる合言葉は「儲かることをやろう」です。
儲かることをやる、という合言葉を持っていると、結果的にお客様第一に考え、自分たちのエゴをお客様に押し付けるミッション、ビジョンの経営から離れることができます。
たくさんの人がビジョナリーカンパニーで儲からないことにコミットさせられてきたのではないかと思っています。
僕はこれからめちゃくちゃ儲かることにコミットし、働く人に最高水準の報酬を払うことにコミットしたいと思っています。
儲からないビジョンにコミットさせられている人を救いたいと思っています。
最後に
僕のカンパニーではこれからDMM動画編集、DMM通訳、等、大量にサービスリリースを予定しています。
1ヶ月1サービスくらいのスピードで新サービスを出しています。
いま事業責任者を絶賛募集中です。
いまほど面白いタイミングはないと思います。
ご興味あれば原田(@1230yuji)までお声がけいただけると大変嬉しいです。