これは危険がアブナイ?(17)
1月の定期総会が成立していたか?していなかったか?・・・管理組合(N理事長含む理事会)と管理会社(フロント担当者のHさん)で見解が異なっていることが確認できました。
見解が異なったままでは・・・「管理会社との委託契約更新」も「新年度事業計画&予算」も「新年度役員選任」も宙ぶらりんで、前に進めません。
まずは関係者(=定期総会出席者全員+管理会社のHさんと上席のTさん+私)が全員集合して、事実確認をする必要がある!
・・・ということで、全員集合!の会議がスタートしました。
さてさて会議の行方は、どうなる?
Hさん(=管理会社)の見解
Hさんが会議で話されたことを要約すると・・・以下のようになるかな?
1月の定期総会は、組合員の半数以上の委任状が私の手元に届いています。つまり・・・総会に上程した全ての議案は、総会を開催した時点で決議された(=可決承認された)と見なせます。
管理委託契約も(総会決議されているので)実質的には、更新されていますが・・・今年度の理事会が開催されていないことから、現在は新理事長が決まっていません。
更新された管理委託契約書への記名押印を(総会を招集された前年度の)N理事長にお願いすることも可能なのですが・・・やはりそこは新理事長にお願いした方が良いと思っています。
こうした経緯で管理委託契約書の調印(=理事長の記名押印)が滞っていますが、できる限り早く理事会を開催し新理事長を互選で選任してもらいたいと考えています。
う~ん・・・Hさん以外の会議参加者全員が、ちょっと白けた雰囲気でHさんの話(見解)を聞いていたかも?
口にしなかったけど・・・思ったこと
Hさんの見解は、Hさん(=管理会社)への信頼性という「バイアス」がかかったまま(理事長等の)管理組合役員が「One On One(1対1)」で話を聞くと、それとなく筋が通っているように聞こえるかもしれないけど・・・
この場に及んでしまうと・・・通用しない苦しい見解(言い訳)にしか聞こえないと思いました。
一般社会人の常識で冷静に考えると、総会開くだけでは(仮に議決権の半数以上の委任状が集まっていたとしても)決議しなければ議案が成立しないことくらい・・・誰にでも分かることでしょう。
おそらくW社の社内でも・・・Hさんは(細かな状況説明はすっ飛ばして)「定期総会後の理事会で理事長が決まっていないので、管理委託契約書の調印が遅れている」で通されて来たのでしょう。
ここまでのHさんの対応は?
たぶん・・・Hさんにとっても「定期総会が中断!もしかしたら不成立」なんてのは、想定外中の想定外だったのでしょう。
どう対応(対処)しなければならないか?今何をすべきか?結局・・・独りで抱え込んでしまって、Hさんの中で整理がつかなかったと思うのです。
より正確に言うと・・・対処には多大なマンパワーが必要になりそうなので、先送りせざるを得なかったという感じだったのかもしれません。
それにしても、Hさんの対応は遅すぎますね。
以前にもお話したかもしれませんが・・・
管理会社のフロント担当者は(担当マンション数が超多くて)オーバーワークを強いられるケースが多いです。業界的に、いわゆるブラックなイメージが拭えません。
フロント担当者は如何に手を抜けるかが勝負!なので・・・想定外のことが起きると、案外こんな風になっちゃうのかもしれません。
一方・・・総会出席者(組合員)の見解は?
Hさんの見解を伺った後、1月の定期総会に出席された組合員(=当事者)の話を順番に聞きました。
皆さんの見解は全員同じで・・・
「第1号議案と第2号議案は決議されたと記憶している。ただし第3号議案の審議に入る前に「エレベーターリニューアル」に関する動議が出されて混乱し、総会は中断した。第3号議案以降は決議されていない」でした!
やっぱりそうだよなあ・・・そうなるよなあ・・・
1月の定期総会の出席組合員(=当事者)全員が、N理事長から伺っていた「定期総会の様子」と同じ認識だと判りました。
当事者全員が言うのだから・・・「第3号議案以降は廃案」が確定しました。
でも、これで前に進める!
フロント担当者のHさんは、黙っちゃいましたけど・・・
でも実は・・・内面、ホッとしていたりして(笑) (つづく)